（もっと早く知りたかった！）電動歯ブラシって良いですね

あいかわらずのノンビリ更新ブログですが、久々に家電ネタ書きたいと思います。年明けに購入してから毎日使用しているフィリップスの電動歯ブラシ「ソニッケアー9900プレステージ」についてのレビューというか、感想みたいなものです。が、私これまで電動歯ブラシを使ってこなかった人なので、電動歯ブラシ自体への感想が大半です。たぶん。

ワタクシこれまで子供の頃からの流れでずっと歯ブラシはビトイーンライオン（毛先がギザギザなやつ）と、歯磨き粉はデンターライオン（今はデンタークリアMAXかな）の組み合わせで、手でゴシゴシシャカシャカ歯磨きしておりました。人生の中で虫歯などはもちろんございましたが、歯槽膿漏とかそういったトラブルは無く過ごしてこれたので、これまでなんの疑問もなくこのスタイルで過ごしてきていました。１０年前くらいにゴルフか何かの景品で電動歯ブラシをもらったこともあるのですが、ちょっと使ってみてお話にならないと思い、「電動歯ブラシは使い物にならない」という感覚もあったかもしれません。

で、昨年末にお友達さんがブラウンのオーラルBを使って歯磨きしていて、「歯がマジスッキリする！」とかとか、電動歯ブラシの良さをむっちゃおススメされたのであらためて気になって調べだしました。（←思う壺）　調べる限り、ブラウンとフィリップスがこの界隈の２大巨頭のようで、年明けセール中のAmazonの画面を前に、お友達さんと同じブラウンにするか、ここはあえて逆張りマウント(?)してフィリップスにするかさんざん迷った挙句、フィリップスの一番良いやつをポチってしまった次第です。年末年始で気が緩んでいたんでしょう、セールとは言え電動歯ブラシに３万５千円ちょいってのは冷静になるとなかなかな金額です。(笑)

ブラウンとかが商売する以上、この界隈は「ブラシヘッド」と呼ばれる替えブラシでも稼ぐビジネスモデル。案の定、スーパーの安売りで歯ブラシを買い置きしてた民としては、替えブラシは高いです。ブラシヘッドも「歯垢除去」とか「歯グキ用」とか「ステイン除去」とか何種類かあるのですが、最初から付属もしているオールマイティーな「プレミアムオールインワン（A3）」というやつを買い足しています。3本で3800円なので1本1270円くらい、1本1000円以上の歯ブラシと思うと超高級品です。

そんでもって、歯磨き粉もこれまでのを使うわけにはいきません。なぜなら、手で磨く用の歯磨き粉には通常、研磨剤が使われており、単位時間当たりの研磨能力の高い電動歯ブラシだと歯を傷つけてしまうからです。また、発泡剤も入っていると口の中が泡まみれになってしまうので、電動歯ブラシ対応の歯磨き粉が必要。こちらは市販でも対応のやつが各種出ているのでメーカーの囲い込みに苦しむ必要はありませんが、「プレミアムな歯磨き体験」にコミットした（?）以上、そんなもので満足するワタクシではございません。いろいろ調べて、歯医者さんお得意のフッ素がしっかり滞留する、ライオンの業務用歯磨き粉「チェックアップ」というやつを買って使っています。１本135gで600円。うーんプレミアム！

そして始めたプレミアム電動歯磨き体験。ソニッケアーの上位機種ですので、ソニッケアーアプリと連携して、ブラッシングのガイドとモニタリングをしてくれます。ブラウンのオーラルBアプリだと好きな個所から歯磨きを始められるみたいですが、こちらは決まった場所から順番にやる必要があります。（開始位置の変更は可）　デフォルトだと右上からなのですが、最初が歯磨き粉が一番たんまりあるタイミングなので、右上の歯ばかりピカピカになっちゃうのでは？とは思います。で、洗面台にスマホを置いて、下向きに眺めながらガイド通り歯にあてていても、特に上側の歯が磨き残しがあると言われてしまいます。最初「なんだよー、感度悪いなー」と思っていましたが、正面の鏡を向いて姿勢正しく磨くようにすると、ちゃんと磨いた判断になっていました。スマホを眺めながら磨くものではないですねコレ。磨く箇所は右上、上、左上、左下、下、右下の６区切りで、20秒ごとに場所を変えていくのですが、その度に振動が途切れるのでアプリを見なくてもタイミングは分かります。

ソニッケアーとオーラルBの大きな違いは歯ブラシの振動構造のようで、ソニッケアーは音波テクノロジーとやらで高速振動と、音波水流を発生させることで、手磨きと比べて最大20倍の歯垢除去できまっせ、と言っています。高速振動はご想像の通りな感じなのですが、水流と言っている方はその時の唾液の量にもよる感じですが、下側の歯を磨いている時に口の中に濁流が流れる感じになって、汚いですが油断しているとダラーっと口からあふれ出てくる時もあります。これが水流なのかな。

２０秒×６か所で２分。磨き残しがないと判断されればこれで終了。初めてソニッケアーを使い始めたころは、お友達さんが言っていた通り、「歯がすごいスッキリ」した感じになります。手磨きの場合でも口の中がスッキリした気になりますが、あれは歯磨き粉のミント成分が口の中に残るからそう感じるだけ、というのを医者かなんかが言っていたのをみたことがあります。が、こちらは歯が全体的にスッキリした感じになるし、舌で歯を触ってみるとツルツルになっています。この段階で「効果あるなぁ」と感じます。

基本は１日２回の歯磨きになり、１回２分というのは短いと感じるかもしれませんが、フィリップスの言う「手磨きの20倍！」が誇張だとしても、高速振動での歯磨きで人の手でやるより仕事量が最低でも5倍以上はあるでしょうから、同じレベルの歯磨きをやろうとすると人の手だと最低10分は必要。しかもキッチリ20秒ずつ歯の区画を区切って磨いていくので、漠然と手で磨いて箇所に偏りが出ていることもない。なにより実感としてスッキリ度が違います。加えて、自分は下前歯の歯ならびが若干悪いせいか、はたまた唾液が溜まりやすい場所だからか、下前歯の裏側に歯石が溜まりやすい傾向にあり、時たま自分で歯石取りしていたのですが、歯石が溜まることもなくなりました。電動歯ブラシを使用し始めて２ヵ月が経ちますが、これが一番実感できている効果かも。

口の中の滞留物が除去できているということは、口臭にも影響するはずですが、こちらは自分ではなかなか分からないところではあります。悪くなる理由は無いので、良くなっていると信じましょう。（笑）　一応、このソニッケアー9900プレステージは上位機種のため「舌磨きブラシヘッド」にも対応しています。こちらはまだちょっと使ってみただけですが、舌の奥の方にあてようとすると「オエッ」ってなります。（そりゃそうだ）　たまに使ってみる感じになりそうなので、あくまで歯の方がメインかな。なので、舌磨きに対応している方が良いのかで迷っている方は、別に対応していないやつでもOKかなと思います。自分も存在を忘れていたくらいなので。。。

このソニッケアー9900プレステージの良いところとして、コンパクトなトラベルケースが付属しているというのがあります。プレミアムな歯磨き体験は出先でも続けたいので、バイクツーリングの旅などで荷物がコンパクトに収まるのは良いですし、USB-Cも付いているので長期の旅行になるようでしたら充電することも可能です。このケースも決め手の１つだったかな。自分は。

そんなこんなで今さらになって始めたスマートでプレミアムな電動歯ブラシ体験。もっと早く知っていれば良かったとも思っています。やっぱり歳をとっていく中で歯の維持は大事だし、２分で歯磨きをきっちり終えられる、というのは忙しい朝などなにげに大きいファクター。先述した通り効果は実感できますし、ランニングコストは増えるものの、健康維持と時短への費用対効果としては高いと感じています。最近、お友達さんの紹介に影響されてモノを買うという、もはやリアルジャパネット化とも言える現象が起きていまして、YouTubeと並び購買影響力の高い媒体(?)だなとつくづく感じる次第。あらかた必要なモノは買ってしまい、もう買うものがないと思っていましたが、「気づき」「興味を持ってもらう」ってマーケティングに大事な要素だなと思いますね。

次の「気づき」がどこでどう忍び寄ってくるのか、戦々恐々楽しみではあります。はい。