竜喰山・飛龍山(将監小屋テント泊)
ホーム » POSTS » 竜喰山・飛龍山(将監小屋テント泊)

竜喰山・飛龍山(将監小屋テント泊)

毎年GWは奥秩父が恒例となっていますが、今年も行ってまいりました。今回は5年前に和名倉山に行った時以来の将監小屋にテントを張り、1日目は破線ルートの竜喰山(りゅうばみやま)を往復。2日目は飛龍山まで足を伸ばすコースとしました。

登山口すぐ。5年前にもあった廃車たちもご健在。

今年のGWは10連休ながら大気不安定状態が続くため、日程は非常に悩みましたが、できるだけ行動時間を午前中に寄せてリスク回避し、テント装備で歩く区間も短く済むプランとしました。1日目となる5/3のAM8時に民宿みはらしを出発した時点で快晴。予定通り牛王院下からは稜線を歩くコースを辿り、奥秩父らしい眺めの良いトレッキングを楽しめました。

峠から開放感のある坂を一気に下っていきますと、将監小屋に到着。

開放感のある将監峠から小屋に下りると、テントは約20張くらい。この日は多くの人が来るので詰めて張るようにとのこと。我々は詰め詰めでテントを張った後、早速竜喰山に向かいました。竜喰山の登り始めは踏み跡が不明瞭なのですが、基本は幅のある稜線を突き進めば良いので、それほど難しくはありません。ただ、勾配が急なので結構足に負担がきます。

踏み跡が不明瞭ですが、開けた稜線を登っていきます。

最初のピークに到達すると、富士山やら何やら、眺めの良い眺望が拝むことができます。その先は踏み跡がしっかり付いているので、竜喰山頂自体は景色は無いものの、そこまでは奥秩父らしい気持ちの良い稜線歩きが楽しめます。破線ルートなので万人に勧められるわけではないですが、なかなか良いコースですね。

竜喰山へは破線ルートですが、ここらへんは踏み跡明瞭で開放感ある稜線歩きが楽しめます。

将監小屋に戻りビールで酒盛りしていたら、雨が降ってきて、疲れもあったので爆睡。17時半頃に起きて、肉うどんとメスティン豚まんでカンタン晩御飯。最近夕飯前に寝てしまうケースが増えたな… ちなみにテントは50張くらいまで増えてました。

前日夕方は雨でしたが、AM3時過ぎにテントから顔を出してみると、満天の星空が。

夜中は満天の星空で、翌朝5/4も快晴。これはプラン通り。とここまでは思っていたのですが… AM6時半に小屋を出発し飛龍山に向かい、順調に禿岩まで着いて景色を堪能し、飛龍山頂にも到達し、人慣れした?鹿にも遭遇して、まあ満足満足と思いながら主稜線を将監峠に向かい歩いていましたが、急激に前方にグレーの雲がかかり始め、どう考えてもやばそうな感じ。

大ダルに到着。ここは広くてついついゆっくり休憩しがち。
禿岩からの景色。ここはグルっと眺めが良いです。
飛龍山頂に到着。今回行程の最高点なのですが、ここも大した景色なし。

そう思っていたら、小屋まであと30分くらいの正午くらいに雷鳴がなり始め、さらにはパラパラと雨が、と思ったら、丸い雪の塊のような雹が降ってきて、急ぎレインウェアを装着。この丸い雪の塊がどんどん登山道に積もり始めて、あっという間に白い道が。踏むと新雪のようにギュッギュッと鳴る始末。うーんこれは想定外。足元に気をつけながら小屋まで着きましたが、テントが雪に埋もれ始めている状況。さらには強い風が吹き始めて、撤収も容易にできないためしばし停滞。1時間半くらい待ったところで雹と風が少しおさまったので急ぎテントを撤収し、林道を下山しました。民宿みはらしで暖かいお茶とお菓子を頂き生き返りましたが、こちらでも雹が降っていたとのこと。見ると車の屋根が水玉模様に汚れていました。やれやれ。

レインウェアに身を包んでテント場まで帰還。テントが雪に埋まり始めてる。風も強くなってきて、しばし停滞を余儀なくさせられる。

ということで、登山行程は退屈なコースであるものの、天候のおかげ(?)でなかなか歯ごたえのある山行となりました。
基本的にほとんどは晴れ間で快適なトレッキングが楽しめたので、結果的には良かったですが、天候の急変はやはり怖いなとあらためて思いました。

Global BONSAI Galleries – 2019 Mt.Hiryu (myportfolio.com)

Share:FacebookX
Join the discussion

G-BONSAI.NET