赤城山(冬)
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赤城山(冬)

雪山1年生2つ目の雪山として、赤城山の黒檜山から駒ヶ岳を回るルートを歩いてきました。

この日は本当は谷川岳にチャレンジしようと考えていましたが、直前の天気予報では吹雪。八ヶ岳方面も強風予報であまりよろしくなさそう。とのことで、消去法のような形で選んだ赤城山。こちらもやや強風予報でしたが、雪山初心者向けの山でもあるので、多少風が強くても天気が良ければ、とチョイス。

おのこ駐車場から黒檜山登山口まで歩いてのスタートでしたが、駐車場の時点で気温はマイナス11度。山には雲がかかり風の轟音と、道路にも冷たい強風が… 晴れそうにも見えるものの、本当に大丈夫かな?と不安に。

おのこ駐車場から出発。朝7:30着で10台いるかいないかくらいでした。ただ、この時点で-11℃かつ強風で不安に…

黒檜山に向けての登山道は、まあまあ急登続き。だいぶ12本爪アイゼンにも慣れたのでもくもくと登りましたが、低温×強風のためか、カメラの電池残量があっという間に減る事象が発生。予備電池を胸ポケで温めつつ、カメラのグリップ近辺もウールグローブで温めながら歩く運用に切り替え、なんとか復活&最後までもたせることができました。これは焦りました。

黒檜山への登山道は最初からそこそこの急登。青空が見えてきて良かった。
開けたところに出ました。猫岩というところでしょうか? 大沼の眺めが良いです。ワカサギ釣り?の方もたくさん見えました。
猫岩から先は思ったより雪が深く。ズボズボ踏み抜きながら進みます。

というのも、強風×低温のおかげなのか、登山道中は見たいなーと思っていた霧氷群のオンパレードで、途中から青空も見え始め、まさに綺麗な青と白のコントラストが拝める状況になっていたので、ここでカメラが死ぬのは痛いなーと思っていましたので。

黒檜山が見えてきました。まだ結構あるな…
雪庇に注意しながら尾根沿い登ります。
いやー、霧氷が織りなす青と白のコントラスト。これが見たかった!

青空が見えたのは良かったですが、終始風は強く、どこかでランチを取れればと思っていましたが、停滞できる場所は見つけられませんでした。黒檜山の先の展望スポットで、樹木の陰で風をしのぎながらお茶を一杯飲んだだけ。結局食事はとれないまま周回して下山。雪山って食事のとりどころが難しいなとあらためて感じました。

駒ヶ岳分岐標識を左に折れ、ほどなくして黒檜山頂に到着。
山頂の先にある展望スポットの方に行くも、強風で長くとどまれず。
稜線を歩き駒ヶ岳分岐標識まで戻り、その先の駒ヶ岳へ。

ウェアリングはアミアミ、パワーウールのアンダー、パワーグリッドのミドル、プリマロフトアクティブのインサレーション、ハードシェルの構成で全く問題なかったのですが、バラクラバが口元が苦しかったり、濡れが気になったりして、何度も開け閉めを繰り返していました。これも今後の課題かな…

途中60歩ほど寄り道したところにある絶景スポットからの眺め。確かに絶景。
駒ヶ岳に向けて一気に下ります。振り返ると黒檜山がもうあんなに上に。
樹の間を進みます。たまにザックのピッケルが枝に引っかかってしまうので、ピッケルはいらなかったかも。(使わなかったし)

今回も思いましたが、雪山は足もとられがちなので一見ハードにも見えますが、一方で夏山ほど登山道のコンディションを気にせず、極端な話、登りも下りもひたすら雪を踏みしめていけて、もしこけても雪がクッションになるので、案外楽しく歩けるな、という印象ですね。
そして今回の赤城山は急な予定変更ではありましたが、なにより期待していた霧氷がたくさん見れて、赤城山の神様にはとてもとても大感謝でした。

駒ヶ岳山頂に到着。凄まじい強風でした。
大沼に向けて下山開始。しばらく眺めの良い稜線の道ですが、雪庇には要注意。

今回経験した強風×低温対策をいろいろ考えてみて、次の雪山に活かそうと思います。うーん雪山もいろんな気づきがあってなかなか楽しいですね!
もっと早く始めれば良かった。(ギアがこんなに高価になる前にw)

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2 comments
  • 今晩は。
    雪山、楽しそうですね。私は今年になってから寒さに弱くなったのかなあ、何かと理由をつけて、家の中でぬくぬくしています。
    でも、年末からフィルムカメラのジャンク品にハマっちゃって、試写がてらのお散歩だけはしています。しかし、試写でフィルムを1本消費すると、フィルム代現像代で3,500円ぐらいかかるのが懐に痛いです。

    • コメントありがとうございます。
      夏山とは違った雪山の魅力にいろいろと気づき始めています。(笑)
      フィルムカメラのジャンク品って楽しそうですね! まさに撮影体験を楽しむ、という感じで。
      確かにいまフィルムが昔と比較すると考えられないくらい高くなりましたけど。。。ペンタックスも手巻き機構のフィルムカメラを出す予定ですし、フィルムカメラの人気が高くなっているようですので、フィルムももう少しお手軽になると良いですね。

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