室堂~五色ヶ原~スゴ乗越~薬師岳~折立(テント泊)
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室堂~五色ヶ原~スゴ乗越~薬師岳~折立(テント泊)

夏休みに久々の長期テント泊山行を計画しまして、立山室堂から五色ヶ原~スゴ乗越~薬師岳と歩き、折立に下りるルートを3泊4日で歩いてきました。

いわゆるテント泊縦走というのは実は初めて。今年のお盆はどこも混みそうだなと思い、相対的に人が少なそうなこのルートを選んだのですが、いろんな方がキツいと言うのを耳にしていたので、無理ない3泊の計画にしました。それでもなかなかしんどかったです。(笑) ここ数年でテント泊装備の軽量化をしていたからまだマシでしたが、以前のウエイトだったら厳しかったかも。(以前より体力衰えてるし)

富山駅からの直通バスで室堂に到着し、水補給と日焼け止めと準備運動して出発。天気良いねぇ。

ちょうどTJAR(トランス・ジャパン・アルプス・レース)の開催とタイミングが重なっていたため、室堂~五色ヶ原間では多くの選手を見かけました。(抜かれました) 五色ヶ原までも浄土山、獅子岳などいくつかピークを越える必要があり、また獅子岳からザラ峠への下りが結構滑りやすく、早速コケて石で手を切ってしまい初日から血だらけに。先行き不安。五色ヶ原に着いた時はガスってましたが、次第に陽も出てくれました。思ったよりテントの人が多かったですね。それでもここはキャパシティが大きい。

浄土山方面に向かい、階段状の道で標高を上げていきます。これに登らないけないのか?
龍王岳をスルーし鬼岳東面を越えると、獅子岳が見えてきました。雪渓は道まではもうかかって無いです。
五色ヶ原のテント場。思ったより人が多かったけど、キャパも大きい。トイレも水場(沢水)もある。

2日目はスゴ乗越小屋に向かいましたが、ここは地図で見る限りではそこまでキツそうには見えなかったのですが、実際に歩くとしつこいくらいのアップダウンと、下りも滑りやすく気が抜けずヘトヘトになりますね。8時過ぎからは日差しも厳しくなり、後半のスゴノ頭~スゴ乗越あたりでは相当参ってました。でも日の出の頃に稜線を歩いた時の景色は素晴らしかったです。

テント場を4:30過ぎに出発。鳶山に向かう途中で日の出。黄金色に輝く木道と草。
五色ヶ原方面は雪渓にも陽があたりなんとも幻想的な景色に。素晴らしい。
朝露と山々。早朝は見るもの撮るものが多くて困る。
鳶山からの五色ヶ原の光景。いやーええ景色や。
薬師岳への稜線もクッキリと。遠くに見えるは笠ヶ岳かな?
先に見える山の中腹にスゴ乗越小屋も見えるけど、ここからのアップダウンは容赦ない。
スゴ乗越小屋。この時間は昼メニューにカレーあったけど、テント張って戻ってきたらうどんだけになってた。

3日目は薬師岳を越えて薬師峠にあるキャンプ場へ。ここも登りはキツいのと、北薬師から薬師岳の間も気軽な稜線歩きというよりは、手足を使う岩稜帯があったり、お散歩~♪という区間は思ったより少なかったです。ただ前日よりも少しガスが多めだったので、暑さでやられずに済んだのは良かった。こちらも間山からの明け方の景色が最高でしたね。薬師岳からの下りは11年前も通った道。記憶があいまいな所も多かったですが、迷うことなく薬師峠に下りれました。ここはテントがいっぱいになるのを想定していましたが、思いのほか少なかったです。天気予報が良くないせいかな?

朝4時過ぎに出発して稜線へ。赤牛岳の雄大な御姿。いつか読売新道にも行ってみたい。
薬師岳方面も、良い感じで色づいてます。あーやっぱ山って良いよね~。
開けたところに出ると、北薬師岳がドドーンと。奥には薬師岳が。
金作谷カールですかね。ここから吹いてくる風が涼しくて助かった。
薬師岳に到着。11年ぶり!

3日目の午後からは時折雨に降られ、翌朝6時くらいまで降っていましたが、出発時間の頃に止んでくれたので、結局今回の山行では雨具は使用せずにすみました。折立まで標高を下げた時のクソ暑さを覚悟していましたが、曇りベースの天気だったのでそこまで感じず、道も歩きやすいのでスムーズに下山。早く下りすぎて予約していたバスを2時間待つことになってしまいましたが、まあ安全マージンということで。バスに乗ってしばらくしたら土砂降りの雨が…いやほんと今回の山行は天候が相当味方してくれました。盆の墓参りを先にしたおかげか、山の神様か、猪熊さんなのか、同じ行程の方で天気の子がいたのか、何に対して感謝すれば良いのか分かりませんがありがたや。

太郎平キャンプ場(薬師峠)に到着。思ったよりだいぶ空いている。
朝方まで降っていた雨が止んだので、下山開始。太郎平小屋を通過して折立へ下山。

ルートがちょっと厳しいところでもあり、ソロでの縦走は少々不安もありましたが、天候と景色に励まされて無事歩ききることができました。と同時にここからは自分の体の衰えと時間の勝負になってくるのかなとも感じました。このルートはこの先歳とってからだと相当厳しいかも。そういう意味では今回このルートの登山者も猛者だらけだった印象。みんなペース早いし。(笑)
まあでもそれ以上にTJARの選手ってバケモノ達なんだなってあらためて実感しました。

朝焼けに染まる景色を見て、やはり山って良いなってあらためて思いました。足腰がまだ大丈夫なうちに、いけるところにはどんどん行きたいですね。

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2 comments
  • 私の妻は友人たちと、8月4日から立山の棟歩き行ってきました。
    私は数年前に室堂から立山に登ろうとしたのですが、雨が降っていたので断念しました。
    私は妻の山登りのの間、義母のめんどうを行っていました。

    • コメントありがとうございます。
      私が室堂入りした8/11も、室堂から立山に向けては多くの方が登られていましたね。
      雨が降ってしまうと室堂でも景色が見えなくなってしまうでしょうから、その場合はさすがに立山に登ることはできないですね。。。 でもやはり室堂から立山を見上げる景色、また立山の稜線から見下ろせる景色は格別ですので、是非、機会があれば天候の良いタイミングで再チャレンジして頂きたいです。

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