すっかり更新を忘れて控えておりましたが、またもや感染が広がって自粛モードの中、特に昨年活躍した登山グッズの話題に触れたいと思います。早く自由に山に行けるようになると良いですねぇ。
例年はだいたい年4回くらい山に行くパターンが多く、テント場に着いてビールで「プハー!」がしたいのと、いい感じの写真が撮れるのは夕方や明け方ですので、山行のほとんどがテント泊でした。本当は計画は月1回ペースで6回くらい立てているんですけど、台風やらなにやらで中止にするパターンも多くて、だいたいこんなペースでした。ただ昨年はコロナの影響でテント泊は見合わせて、感染が落ち着いていた頃に日帰りで2回行っただけという、かなり消化不良な年になってしまいました。とはいえ、この2回は旅行と組み合わせて行った白山、月山でしたし、幸いに天気も良かったので、山行そのものの満足度自体は高かったです。
この日帰り山行で使用していたザックがRawLow Mountain Worksの「Bambi」というモデルで、シューズはOnの「Cloudventure Waterproof」でした。いずれも登山用品でよく見かけるメーカーとはちょっと違うブランドで、街でも使えるものという観点でこだわって選んでみたものなので、どんな感じのものかを書いてみたいと思います。

まずザックですが、RawLow Mountain Worksっていうメーカー自体をあまり知らない人が多いかと思います。HPを見るとオッサン2人で立ち上げた、いわゆるガレージブランド的なメーカーかと思いますが、けっこうオサレでちゃんと使えるザックを作ってる印象です。私はこのメーカーのBambiという26-28Lザックを2019年の秋より使用していますが、荷物がちと多い街のお出かけにも使えるデザインです。山で使うには華奢そうで、見た感じショルダーハーネスとかもこれじゃ疲れるんじゃねーか?と思える形状ですが、意外にも疲れず山での使い勝手もよろしいです。

メインの気室はややスクエア形状でどんどん荷物を詰められるのと、サブの気室も少し奥行きがあって小物をどんどん入れられます。そしてサイドのネット部分が結構キャパがあって、写真のように片側だけで500mlのペットボトルを2本突っ込むことも可能です。(実際この時はナルゲンボトルは抜いて1本だけにして出発しましたが)上部は割と最近見かけるクルクル丸めるタイプで、多少の小雨程度なら時間稼ぎはできそう。自分が使ったときは雨が降ってないので検証は出来ていませんが、、、もちろん別にザックカバーは買いました。

色はこれブラウンだったかな? 本当はもう少し淡い色のにしたかったんですが、手に入るもので良い色がこれしかなかったんですよね。っていうくらい、なかなか手に入れにくいんですよこのブランド。でも本当にこのザックは使いやすいので、登山以外でも稼働率高いです。非常に満足度高く、5点満点でいうと5点あげちゃうってくらい。
シューズの方はもともとランニングをされる方の中では知られているのではないかと思いますが、スイスのOnというブランドです。ここはランニングを中心にいろんなタイプのシューズを出していますが、みんなクラウドほにゃほにゃというモデル名になっています。クラウドテックというソールがこのブランドの特徴で、いわゆる厚底系ですが足を置いた時の地面の突き上げが軽減されて、蹴り出しの力をブーストしてくれます。メーカーが言うそのまんまですが、本当にそんな感じです。これ、特に普通のアスファルトを歩いていても分かるほど。もともと自分は普段履きにNewBalanceのサイクル用シューズを履いているので余計に感じるのかもしれませんが、少し長い距離を歩く時などはクラウドベンチャーを履いて出る方が足が疲れないし、歩くのが楽になります。

クラウドベンチャーはトレラン用モデルなので、普通の山登りに使うとどうかな?とやや不安もありましたが、日帰りで使うには特に支障はないとの結論に至っています。グリップも効くし、溝も大きいので少しぬかるんだ場所でも耐えられます。また私のモデルはウォータープルーフモデルなので、ちょっとした渡渉程度はこなせます。ちなみにこのシューズは2019年に熊野古道を歩くために購入しましたが、熊野古道であったスイス人に靴のスイス国旗を見せたら喜んでくれて、その後も会うたびに声かけてくれました。そんな感じで国際交流にも使えます。(笑)
ただですね、このクラウドベンチャーですが、2点ほど不満もございました。1つは、メリットでもあるウォータープルーフですが、このせいだと思われますが湿気の逃げ場が無くなるようで、若干足が蒸れます。割り切るなら防水でない普通のモデルでも良いかも。ハイカットではないので、雨が降ったらどのみち浸水するだろうし、それなら乾きやすい方が良いと思われます。2つめの不満点として、ソールの溝が鬼のように深いため、そこに小石がはさまる事がちょいちょいあります。というか正直言って毎回はさまってる。(笑) まあそれで滑ったとか事故はないんですが、たまに見て取り除く必要あり。なので、5点満点でいうと4点といったところかな。

つー感じで少し珍しいタイプの登山&街歩き兼用グッズについて感想を書いてみました。今年もまだまだウイルスが猛威を奮っているので以前のようにのんびりテント泊ができるのかどうか定かではありませんが、順調に身体もなまってきているので、今年は泊まりの登山も行きたいなぁ。山に行かないとせっかくのカメラの稼働率も上がらないんですよね。。。まあこの状況でも楽しめるよう最近趣味の幅を増やしているのですが、その話はまた。