先日、右足腓骨(ひこつ)骨折をしてしまったわけですが、参考までに(?)その後の経過談を。
手術orギプス治療の選択があり手術を選択したわけですが、たまたま他の手術予定も詰まっていたことで、結局骨折1週間後が手術日となりました。医者曰く、1週間後くらいが腫れもひいて丁度良いとか。(本当か?) 前日に入院し、翌日昼過ぎに手術、手術自体は40~50分程度だったと思います。下半身麻酔でしたが、点滴に麻酔を入れてもらい術中は寝てました。
術後すぐレントゲン写真も見せてもらいましたが、折れた骨をピッタリ締めるようにネジ(スクリューと呼ぶみたいですが)2本がクッキリ写ってました。ギザギザ部分も含めて。医者の先生曰く、「固かった。取る時大変かも。」とのこと。骨折当初は骨が弱くなってたのかとも心配したが、骨自体は丈夫だったらしい。となると、それでも折れてしまうくらいの力がかかっちゃったてことなのね。うーむ。
入院は何度か経験しているので、術後のつらさとかは”想定内”のことだったんですが、麻酔が切れるのが思いのほか遅く、夜になってから切れたため痛くてほとんど眠れませんでした。痛み止めの座薬を入れてもらう手もあったのですが、以前経験した時の屈辱感と天秤にかけ、我慢しました。入院はゆっくり休めてヒマに見えますが、手術直後は必ず辛い状況を味わいます。入院なんてするもんじゃありませんぞ。(早く治すにはこうするしかないですが)
まあ痛みは翌日には無くなり、手術前同様に軽いギプスに松葉杖というスタイルに。手術の3日後に退院となりました。
退院の1週間後に再度病院に行き、その場で抜糸。しかしまだ足に荷重をかけるのはNGとのこと。写真で見る限り「微動だにしないくらい」がっちりと締められているようなので通常より早めに荷重をかけられそうだが、医者としては慎重にコメントせざるえないといったニュアンス。10年ぶりに入院したが、今回特に医者のコメントの仕方「私は○○と考えますが、判断は患者様ですので」や、しつこいくらいの事前説明(インフォームドコンセント)と承諾書署名に、昨今の医療事故を反映しての対応が伺えた。
てなもんで、手術の2週間後。ここでようやくギプスが取られ、サポーター(写真参照)とやらを着けることに。「まずは3分の1荷重から」とのことだが、これが難しい。結局は松葉杖2本が必要なのだが、3分の1って相当意識しないと配分できない上、3週間近く右足に荷重をかけられなかったので、恐怖感もありなかなか体重をかけられない。いざしっかり足を着けても、なんだか自分の足ではないみたいに違和感がある。足首も全然曲がんないし。これがリハビリなのか・・・。大変だ。3分の1荷重で1週間、50%荷重(片松葉)で1週間の合わせて2週間で杖が不要になると医者は言っていたが、今の段階では歩くイメージが湧きません。
ちなみに会社への正式復帰を前に先日お試し出社をしましたが、松葉杖での出社は体力的にも精神的にも相当辛いです。松葉杖生活になって初めて分かりましたが、100mも歩けばスタミナ切れしてきます。腕の筋肉、左足の筋肉、あと上げている右足の筋肉への負担が大きいのは想像できましたが、こんなに疲れるもんだとは思ってませんでした。また階段を始めとする段差攻略が大変。階段でいけばすぐのところも、リスクを避けエレベータやエスカレータのある所を回って行かざるをえなかったりと。そしてそして松葉杖姿そのものが恥ずかしい上、周りの人たちが微妙に気遣ってくれるのがありがたくもあり、辛くもあります。とは言え、電車で両松葉の状態で吊り革につかまって立ち続けることもできない。1日だけならいいですが、しばらく毎日こういう視線を浴びるのかと思うとなかなか心苦しいです。
ちなみに松葉杖生活については面白いページを見つけたので紹介しておきましょう。
「松葉杖で歩こう!」http://www.bearslope.com/crutches/crutches.html
松葉初心者としてはかなり参考になりました。
しばらくは時差出勤でラッシュを避けますが、天気予報も重要。なぜなら両松葉では傘がさせない上に、地面が濡れていると杖の先が滑って・・・。って明日朝さっそく雨予想じゃないかー!!