秋の八ヶ岳で軽めのテント泊をしようと思い、ニュウと中山、そして天狗岳に山歩きしに行きました。今回は山友2人との3人パーティでの山行。昨シーズンは雪山をサボってしまいましたが、今シーズンはまた再開しようと考えていたので、雪山のコース下見を兼ねて黒百合ヒュッテ泊の天狗岳をチョイス。10年前も唐沢鉱泉スタートの周回コースで天狗岳に登っていましたが、今回はピストンで計画。

スタート地点となる唐沢鉱泉では、いきなりカモシカがお出迎え。(登山歴13年ですが初めての遭遇) 黒百合ヒュッテまでの道は、北八ヶ岳らしい岩と苔を楽しめる道でしたが、前日夜に雨が降っていたのか、ところどころ水たまりがあったり、ドロドロの箇所があり、避けながら歩くのに苦労しました。途中、苔で濡れていた岩の上で両足が滑り、顔と手を打ち出血。その後は岩の上恐怖症になりました。(笑)


3連休ですがもう11月だし、事前の天候予報も寒さと強風の予報が出ていたせいか、自分たちがテント場に着いた際はガラ空きでした。ガスの上にゴウゴウと風の音が聞こえる中で、完全に昼からくつろぐ気満々だった2人のお尻をたたき、まずはニュウへ。途中、強風と小雨や小雪もちらつくシーンがありましたが、ニュウに着くころには晴れて、富士山などバッチリ景色が拝めました。その勢いのまま中山展望台の方にも向かいましたが、こちらはガスと強風で早々に退散。黒百合ヒュッテのテント場に戻る頃にはけっこう雪が激しくなってしまい、小屋の中で休憩をとらせていただきとりあえずビールで乾杯の後、テントでは個々で食事をとって早々に就寝。ちなみに夕方で小屋前の温度計はマイナス1℃でした。💦(明け方はマイナス2.5℃)


翌朝、薄く雪が積もっていたので、明るくなってから天狗岳に向けて出発。途中であまりの強風だったら撤退する覚悟で向かいましたが、風は吹いているものの思いのほか強くはなく、こちらもガッチリ防寒防風装備だったため、問題なく稜線を進みました。


天狗岳に近づくころには青空が広がり、白い木々とのコントラストで大変美しい景色を拝めました。東天狗岳の山頂からはガスが流れる南八ヶ岳のシルエットが荘厳で、何度もシャッターを切っておりました。この頃にはガスがかかっていた西天狗も山頂が見えてきており、普通はかったるい西天狗への稜線も、大変気持ち良く歩くことができました。


今年は8月に朝日連峰、10月に火打山・妙高山を計画し、近くまでアプローチしながら、天候予報悪化で断念するというのが続いていたので、八ヶ岳の天候予報が微妙でも、「今回は山に行けるだけ良いや」という気持ちで決行しましたが、結果的に良いタイミングでラッキーな晴れに恵まれて、本当に北八ヶ岳の神様に感謝しかないです。


まあ雪山の下見のつもりで行ったのに、雪山を登ることになってしまったのは正直言って想定外ではあったのですが、それなりに準備していれば臨機応変に山は楽しめるということで。冬もコンスタントに山歩きしたいぞ。と。
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Global BONSAI Galleries – 2025_Mt.Nyu_Mt.Tengu






お久しぶりです。
10月31日から佐久に行っていたのですが、八ヶ岳方面は雲がかかっていて良く見えませんでした。やはり雪だったのですね。3年前?の10月末に白樺湖から蓼科スカイラインで大河原峠をバイクで目指したら途中から雪が積もっていて、転倒してしまいました。この時期は気をつけないとダメですね。
コメントありがとうございます。
ビーナスラインが近いせいか、下山後にたくさんバイクを見かけました。寒そうだな~くらいの印象でしたが、確かに時間帯によっては雪とか凍結とかあったのかもしれませんね。
ついこの間まで暑くてバイク乗るのを躊躇していたはずなのに、もう雪に気を使わないといけないとは…「日本が二季化している」のを実感してしまいます。