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2025年夏 山形お酒レポート

2025年8月。山形県は朝日鉱泉、山形駅、かみのやま温泉駅、葉山館を訪れ、各所でお酒をたしなんでまいりました。やはり山形は酒どころ。どこに行ってもお酒を飲む場があるのがとても良い。お酒にそれほど詳しいわけではありませんが、私なりに酒レポしてみたいと思います。

朝日鉱泉ナチュラリストの家

アサヒビール スーパードライ

言わずと知れたアサヒビールの看板商品。1980年代後半のドライ戦争の火つけ役でもあり、唯一の生き残りでもある。特に「キレ味」といった面では今も他より秀でていると感じる。筆者の冷蔵庫のレギュラーメンバーのうちの1本でもある。日本のじめじめした夏に特に合うし、朝日鉱泉でアサヒを飲む、というのもなかなかオツなものである。

酒仙の会 限定純米生原酒 豊龍蔵

地元朝日町の愛酒者「酒仙の会」が、地元の酒蔵に頼み込んで、完全数量限定で仕込んでもらっている純米生原酒とのこと。基本的には個人が愉しむ用でしか販売しないようですが、唯一朝日鉱泉だけお客さんへの提供が許されているという貴重なお酒。
生原酒らしく味は濃厚で、いわゆる「飲みやすいお酒」では無いが、辛さなど酒好きが好みそうな飲み口。とにかくここでしか飲めないという希少性がそそる。


0035 Gather
(山形駅)

白露垂珠 純米大吟醸 改良信交

山形県産の酒米「改良信交」が使用されている。珍しい酒米の名前だが、昭和34年に秋田で生まれ、「美山錦」の兄弟にあたる。山形ではもともと草履の原料として大量に栽培されたが、草履需要の減少で現在は酒米として栽培されている。飲み口はフルーティーさがあり飲みやすいものの、後に紹介する雪女神と比べるとやや辛さを感じる。大吟醸らしく雑味は無い中で、飲みやすさと辛さのバランスがほどよい。

出羽桜 純米大吟醸 雪女神 四割八分

絶対王者の酒米「山田錦」に肩を並べるべく、山形県の総力を挙げて大吟醸向けに開発された酒米「雪女神」を48%まで磨き上げたという純米大吟醸。出羽桜酒造は山形の酒造としては鉄板なので保険としてこちらをチョイス。改良信交と同様に飲み口はフルーティーだが、その後の辛さは抑えられており、透明感ある飲みやすさ。他の酒造からもたくさんの「雪女神」のお酒が出ており、今後は要注目かも。


かみのやま温泉 観光案内所
山形ワインカーヴ

ベルウッド ヴィンヤード 赤ワイン クインテッド ルージュ 2023

山形県上山市産の黒ブドウ5品種(メルロ、マスカット・ベーリーA、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、ブラック・クイーン)を使用。しっかりした味の辛口赤ワインで、果実感とやや酸味もある。旅館のチェックインまでの時間つぶしで飲んだので、ワインのみだったが、本当はチーズなんかと一緒に飲むとより楽しめたかも。

酒井ワイナリー 赤ワイン まぜこぜワイン

品種もヴィンテージも関係なく全種ブレンドしたという、なかなかにいい加減なワイン。他ワインのノンフィルターで上澄みだけを瓶詰めをした際に、残ったのを集めて再び上澄みだけを瓶詰めしたとのことで、お値段はリーズナブル。なので味はまあ雑っぽい感じがするが、ライトとミディアムの中間くらいな感じで、山形新幹線の乗車待ち時間に、「軽く一杯」飲むには気軽に飲めてちょうど良かった。


葉山館
(かみのやま温泉)

エビスビール

ちょっとハイクラスの旅館らしく、ビールもちょっとハイクラス。アサヒとは異なり、ビールとしての「コク」がより前面に押し出されている。キリンの一番搾りも同系統ではあるが、一番搾りに比べ、最後まで飽きのこない味と感じる。旅館でタンブラーで飲むのもまた良いし、旅館の料理にもよく合う。筆者の冷蔵庫にも月一はいるくらいの準レギュラー。(レギュラーは黒ラベルとスーパードライ)

タケダワイナリー 赤ワイン ルージュ樽熟成 山形かみのやま

山形県産マスカット・ベリーA種100%から造った赤ワインを樽熟成。ちょうど山形牛のステーキが焼きあがった頃に欲しくなったので注文。赤ワインらしい果実感と渋みがあり、まさにお肉にぴったり。重さはそれほどないので、飲みやすい。タケダワイナリーは上山のワイナリーなので、旅館も観光協会もイチ押ししている印象。

花羽陽 大吟醸 絹

小屋酒造という県内最古の酒蔵で作られており、生産量も少なく県外では販売されていない希少なお酒。酒米は「山田錦」100%で、かなり手間をかけて作られている。(のでお高い) 山田錦の大吟醸のお手本のような香りと口当たりの柔らかさ。ちょうどお鍋とお刺身のタイミングだったのでこちらをチョイス。ただ、3杯めの酒だったので、微妙に味の記憶がおぼろげなのが惜しまれる。


山形というと米どころで、以前から日本酒のイメージが強かったのですが、ワインも相当推しているんですね。特に上山は今は酒造が1軒も無いため、特にワイン推しになっているようです。観光案内所でワインが飲めるのはなかなか良いですね。山形駅も駅前で日本酒やワインの飲み比べができる施設が2ヵ所あり、とにかく酒、酒、酒! 酒好きにはもってこいの旅行先なのではないでしょうか? ただ、今回初めての電車旅でしたが、一番の主要駅と思われる山形駅ですら壊滅的な時刻表ですので、電車移動はよくよく時刻表を見てご計画くださいまし。ではでは。

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