ドコドコ楽しい!MOTO GUZZI V7III STONE
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ドコドコ楽しい!MOTO GUZZI V7III STONE

前回グラディウス400に乗り始めた投稿をしておいてなんなんですが、4月に大型バイクに乗り替えしました。乗り替えたのはMOTO GUZZI V7III STONEという、排気量750ccのバイクです。まさかのイタ車です。はい。

MOTO GUZZIは、カタカナ表記ではモトグッチ?モトグッツィ? どっちでも良いんですが、まあ日本ではマイナーなメーカーの部類だそうで、イタリアのバイクメーカーと言うと、知識が浅かった時の自分でもドゥカティなんかが出てくるのですが、モトグッチは当初知りませんでしたね。色々な2気筒エンジンの種類を調べていくうちに、シリンダーが横に飛び出したバイクを見て、「へー水平対抗エンジンってバイクでもBMWが作ってるんだ。モトグッチっていうのはV型が横に飛び出てるのね。どっちも異端児だな〜」くらいの認識になった程度。

モトグッチの特徴である縦置きVツインエンジン。今でもまだ空冷エンジンを維持できるのはこの構造ゆえか。

前回記事にも書いた通り、昨年12月にグラディウス400が納車されてから、とにかく乗るのが楽しくて結局4ヶ月弱で5000kmくらい走っちゃってました。今年3月頭に大型二輪免許を取ったとはいえ、教習所の教官やバイク屋に「大型欲しくなりますよぉ〜」と言われても、「別に大型に乗りたくて免許取ったわけではないですし」と言っていたのですが、まんまと言われた通りになってしまいました。で、なぜそんなすぐ乗り替えたのかというと複数理由がありまして、

  • V型2気筒エンジンのドコドコ感をもっと強く味わいたい
  • (グラディウスの真のパワーは7000回転以上で湧き上がるのだが)高回転まで回す乗り方は自分はしない
  • ストリートファイターチックな外観のモデルはおじさんにはちょっと恥ずかしくなってきた
  • 大型免許で選択肢が増えた=より真剣にいろんなバイクの情報を見るようになった
  • グラディウス400はとても良いバイクなので、400ccを探しているもっと若い人に乗ってもらいたい

特に最後の理由が強くなってしまったことで、そのまま自分がしばらく乗り続けるのもバイクに申し訳ない気分になったのと、V7IIIストーンがどんどん自分の乗りたいバイクの理想系に近いと感じてきて、思い立ったが吉日と某男爵の在庫を確認しに行ってしまったというわけです。単に生き急いでいるというだけかもしれません(笑)。なぜV7IIIストーンを選んだのかというと、以下の条件に全て当てはまっていたから。

  • V型2気筒エンジン
  • ドコドコ感が味わえるやつ
  • ネオクラシックスタイル
  • 装備重量は210kg以下
  • 全長は2200mm以内
  • タンク容量は大きい方が良い

トライアンフのストリートツインなんかも結構気になっていたのですが、タンク容量が12Lと少ないのと、重量が214kgとちょいオーバーなのが引っかかった。グラディウス400が良かったんなら、同じスズキのSV650じゃないの?と思うかもしれませんが、安いし評判良いしかなり検討候補ではあったんですけど、グラディウスに乗っていた自分からするとフレームがほぼ同じで丸目ライトにしただけに見えてしまい、スタイルがアンバランスに見えてしまったのと、走行傾向のキャラも同じなら乗り換える必要無いなと思ってしまったから。まあある意味鈴菌よりも濃い菌に感染したということでしょう。フフフ。

で、4月中旬にグラナイトグレーのV7IIIストーンが納車されました。今回はなんと新車。でもモトグッチって国産と比べても車両価格自体は大して差がないんですよね。恐らく似たような排気量のネオクラシックジャンルで言うと、カワサキのW800とか、(国産じゃないけど)トライアンフのストリートツインとかだと思うんですけど、どれも似たような価格帯。しかもこの車体は2019年製造でおそらく売れ残りで、850ccに排気量アップした次モデルが今年6月に出るせいか在庫処分価格にもなっていたのでフツーに安く買えました。

納車すぐで走り回ってしまった。ザ・バイク!といったスタイリングが良いです。

納車1週間で慣らしの1000kmが終わってしまって、ちょっと今は自重しながら乗っている状況ですが、グラディウス400から乗り換えた印象を忘れないうちに書いておこうと思います。そうそういないと思うけど、今グラディウス400に乗っていて、次の乗り換えにV7IIIを検討されている方の参考になればと思いまして。いるか知らんけど。

まず、期待通りにドコドコ感は増しました。エンジンスターターで、グワングワンとクランクが2〜3回転?してからバルンバルン!と左右に揺すりながらエンジンかかる感じ。もーこれだけで楽しい!(←すでに異常) まず乗り始めての第一印象ですが、一言で言うと、ガサツな感じ(笑)。人が作りました的な感じがする、あちこち隙間がありそう的な。雑な感じ。そしてスロットルを開けて走り始めると色々な音が聞こえてきます。ドコドコ、キュルキュル、バタバタ、シャラシャラ、カラカラ(Nに入れたとき)。もう最初から音の情報量が多すぎて、異音なのかどうかも分からない。もちろんイタ車に手を出した時から覚悟はしていたので、もう走り始めてニヤニヤが止まらなかったです。マフラーからの排気音も、期待通りの低音が大きすぎず小さすぎない音量で聞こえてきます。まあこれバイク乗らない人からするといずれにせよ騒音なんでしょうけど。自分にはイイ音!

マフラーは2本出し。低音でほどよい音量、OHVだから?か、決してスムーズでない排気音がまた良い。

縦置きエンジンでよく言われるトルクリアクション(アクセルオンで駆動がかかっていないときに右に振られる現象)は、自分は意識しないとそこまで感じません。。。シャフトドライブのバイクは加速時にリヤが浮く感じがするのが面白いですよと言われていたが、こちらも良く分からず。この時点で自分は相当鈍感なのだと思いました。ははは。最高出力はグラの55馬力/11000rpmから52馬力/6200rpmと排気量アップしたのに3馬力ダウンしていますが、低中速トルクがモリモリあるので自分が使う領域ではパワーはすごく増した印象です。慣らし運転は4500回転以下で、それ以上だと警告ランプが点きますがそもそもそこまで引っ張ることがありません。トルクがモリモリある教習所のNC750Lに近い感じですが、スロットルはあれよりも微調整しやすいです。NCはノッキングの予兆なくエンストする感じでしたけど、V7はギリ粘るのでエンスト回避できます。グラディウスはスロットルを中間で維持したくても、オン!オフ!オン!オフ!と、ドンつき?することが多かったですが、パーシャルに開けて維持しやすくなった。これはすごく良い!

グラディウスもセルフステアを活かしヒラヒラ曲がるコーナーがとても楽しいバイクでしたが、V7はコーナーで超安定して曲がれます。シャフトドライブは右コーナーが云々というのを聞いていましたが、全然そんなことなく右も左も安定して曲がりやすい。コーナリング中も倒す量をコントロールし易いし、曲がるきっかけもセルフステアで与えやすく自然にスイスイ作れて楽しい! 正直コーナリングの楽しさはグラディウスを超えないと思っていたので、嬉しい誤算でした。ただ、タイヤが細くなったせいか、バイク乗り共通の敵(?)である縦ミゾがある道路では少しハンドルがとられるようになった気がします。

有給取って伊豆スカへ。コントロール自在なコーナリングがとても楽しい。

足つきは身長176cmの自分はベタベタ。ハイシートに替えていたグラディウスより余裕。シートは見ての通りですがクッション十分でお尻は痛くなりません。お尻の置き場も自在に変えられます。ステップがグラより前寄りになって最初違和感ありましたが、慣れたらこっちの方が足が疲れないですね。グラは時間が経つと足が疲れて信号待ちでよく足伸ばしてましたが、V7では足が疲れなくなりました。ただですね、ステップが大きくてゴツいのは良いのですけど、足を着く際に引っかかりやすくて気を遣うようになりました。左右に飛び出るエンジンに足はあたらず、タンクの凹みにうまくはまりニーグリップもし易いですが、25℃近い日中の渋滞中はヒザから若干だけ熱を感じました。そしてV7に乗っている方のコメントで良く見かける通り、シフトNに入れにくい! 今のところ確率7割くらい。信号待ちで1速と2速を往復した挙句青になることもしばしば。(バイク乗りあるある?) あと、乗り始めの時は1速にペダル入れてもグニュとした感触しかなくてギア入ったのか不安になります、が、温まってくるとガコン!と入るようになります。オイルの関係かな?良く分からないけどそういうものだと思って乗ってます。クラッチ操作(重さ)についてはグラとあまり変わらないかなと。このバイクは乾式単板クラッチなのですが、「若干繋がり早いな」くらいで半クラは普通にしやすいです。ただ乾式単板クラッチは半クラを長くやると早く消耗してしまうそうなので、長く半クラしないように気は使ってます。特に渋滞ノロノロの時は悩みますね。ギアは2速で40km/hまで、3速で60km/hまで、4速で80km/hまで、5速で100km/hまで、100km/h巡航は6速という感じです。(グラは3速40km/hまで、4速60km/hまで、5速80km/hまで、それ以上6速のイメージ) 高速はグラディウスでも過不足無いと思っていましたが、V7は高速になると振動の粒感が細かくなり楽ちん、逆にグラは高回転で荒々しく騒々しくなってくる印象です。ちなみにエンブレが強めに効くのは一緒なので、そこは違和感無かったです。燃費は高速併用で25km/L、下道そこそこ渋滞ありで20km/Lくらい。グラの方がちょい良いくらいですかね。この排気量で優秀かなと思います。総じて言うと、グラディウス400は低中速乗り易い、高回転で牙を剥く二面性がある。V7は低中速ドコドコ楽しい、高速で落ち着き安定の二面性がある。そんな感じです。

吸気からエンジン通っての排気。クランクからクラッチ、ミッション、シャフトの駆動系。構造がなんともシンプル。

V7はグラに比べて(というか一般的なバイクに比べて)サイドスタンドが寝てて、思ったより傾くので停めるときに注意が必要。取り回しはどちらも同じ印象。重量はグラ 206kg、V7 209kg。全長はグラ 2130mm、V7 2185mm。軸間距離はグラ 1455mm、V7 1463mmなのでだいたい同じ。ただし、後ろに押すときに握っていたグラブバーがなくなったのでそこはまだ慣れないです。積載については今後検証ですがたぶんV7の方が載せやすいハズ。あと良い点としてはミラーがすごく視認しやすくなりました。グラディウスは後方が見辛かったので。。。ブレーキの効きはシングルディスクのせいかグラより緩やかな印象ですが、別に問題なく効きます。よく言われるリアのサスペンションの突き上げは、自分は気になりません。今のところこれくらいダイレクトな方がお尻から得られる情報が多いので。ハンドル幅も自分は特に問題なし。(自分は肩幅&手長めです) ただし、左右ミラーの幅が少し広くなりコンテナの出し入れにより気を使うようにはなりました。メーターについては良い質感(グラは樹脂感強かった)。特に夜の白系のバックライトは大人感があって良いです。タコメーターが付いていないのは、普段からそんな見てなかったから別に良いんですけど、最初だけ音と回転数の関係を知りたかったなとは思います。ウインカー表示が左右別では無く、右でも左でも同じランプが点きますが、これも使っていて別に気にはなりません。燃料警告ランプは点くんですけど、残り何リッターで点いているのか良くわかりません。グラも燃料計は無く警告灯だけでしたので、トリップメーターを参考に給油するのは同じですね。タンクがグラの14Lから21Lに大幅に増えているので400km以上は走れますけど、精神衛生上手前で入れるようにはしています。あとですね、手元のMODEボタンで時計やトリップメーターの情報表示が切り替えできるようになったのは大変Goodです!

単眼メーターですが、必要情報は見れるのでこれでヨシ。アナログメーターは見易いし落ち着きがあって良い。(おじさん)

グラナイトグレーの車体は、写真で見るよりも実物は色も良いしスタイルも良いしカッコイイです。(※注:バイク乗りは自分のバイクが一番カッコイイと思っています)「渋い!」というキャラな感じがとても良い。色が色だけにミリタリー心もちょっとくすぐられます。さんざん走ってきてバイクを停めてエンジンを切ると、しばらくして「クーン、クーン」と小さく鳴き始めます。ガソリンタンク内の圧の関係みたいで異常では無いようですが、そんなのも可愛いやつじゃと思ってしまいます。(笑)

とりあえずの前車との比較インプレ?なのに長くなってしまいましたが、総じて気に入っております。まあモトグッチで検索すると真っ先に候補に「故障」と出てくるくらいなので、これからオイル漏れやら何やらやってくるんでしょうけど、それくらいは構わないので大きなハズレ個体で無いことを祈りたいです。ちなみに横に飛び出るシリンダーは、誰もが立ちゴケ時の影響を気にすると思います。自分もグラで1回やらかしているので、シリンダープロテクションを手配しようとしましたが取り扱い無くなった?らしく入手できなかったので、絶対に立ちゴケしないゾ!という意気込みです。でも意気込みが潜在的に強すぎてか、たまに横に傾き始めて重さに耐えきれず「ああーっ!」となる夢を見ます。幸い夢の中でもなぜか倒れるまでいかないのですが(笑)。あー早く遠出できるようにならないかなー!!

イタリア語でアクイラと言うそうですが、ブランドエンブレムの鷲。創業者の3人が属していたイタリア空軍の紋章の鷲だそうです。
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