白山
ホーム » POSTS » 白山

白山

一足早い夏休みを使って、8月6日に日帰りで白山に行ってまいりました。このご時勢ですのでマスクにマイアルコールと、感染症対策した上での山行です。

登りは観光新道を利用。急登ですが早めに稜線に上がれるので晴れれば気持ちの良い登山道です。

予報通りの快晴だったため、登りは最初に急登のある観光新道を選びました。稜線に出ると青空と草花の緑が広がり、視線の先には昇ったばかりの朝日に照らされた別山の雄大な景色が拝めます。ここまではかなり良いペースで来れたのですが、この先から白山ならではの花、花、花のオンパレード。標高を上げていくごとに違う種類の花が登場するので、特に花フェチではないのですが、撮影で足を止めまくり。さらに殿ヶ池避難小屋から先は色んな花が一気に集まり大合唱。「まるでお花たちのWe Are the Worldや〜!」と心の中で叫んでしまったもんだからさあ大変。ここからしばらくライオネルリッチーやマイケルジャクソンやシンディローパーが頭の中に代わる代わる登場し、We Are the WorldをBGMにして登っていました。(笑)

観光新道ではさまざまな花が次から次へと顔を出します。これはミヤマキンポウゲ。
この日(8/6)は快晴かつそよ風が涼しい気候だったため、別山やお花畑を眺めながら気持ちよく歩けました。

今回、日帰り装備なので足への負担は少なかったのですが、テレワークでなまりきった足が室堂手前でつり気味になりました。いやー情けない。室堂では登山口に続き2度目の検温。息切れする中で測るのは緊張しますね。

建物規模の大きい室堂ビジターセンター。ここで登山口に続き2度目の検温があります。
室堂から御前峰への道中から見下ろすと、手前の室堂平の広々とした景色と別山の雄大な姿が拝めます。

ここから御前峰までさらに登っていきますが、登山道は丁寧に石が組まれて非常に登りやすいです。御前峰に到達すると、これまでの穏やかな景色が一変し目の前に荒々しい火山ならではの光景が広がります。うーんスゴい。さらにその先のお池めぐりでは、コバルトブルーが綺麗な翠ヶ池もありその美しさに引き込まれます。大汝峰は岩だらけでちょっと登るのに苦労しますが、山頂は広く360度の眺望で、何より翠ヶ池と剣ヶ峰、御前峰がいっぺんに拝める絶景に出会えました。

御前峰から大汝峰方面の眺め。一気に火山帯の景色になり圧巻。
鮮やかなブルーが綺麗な紺屋ヶ池は、御池巡りで近くを歩くことができます。
剣ヶ峰の先にある翠ヶ池。数あるお池の中で最大の大きさで、コバルトブルーが大変美しい。
大汝峰から剣ヶ峰と御前峰を臨む。絵になるほどの絶景。

下りは比較的ゆるい下り坂の砂防新道で下りましたが、ここまでずっと涼しいそよ風に吹かれる山行だったため、標高が下がったところで初めて「暑い」と感じました。それくらい快適に感じる山行でした。

下りは砂防新道を利用。ゆるい勾配が続く道なので、下りに使うのがベター。

白山は花が見どころとは知っていましたが、これほど良い山だとは思ってませんでした。日帰りで行った中では文句なくベストです。登山道は整備され、終始そよ風で涼しく、花々は競うように力強く咲き乱れ、その先で絶景も拝ませてもらえる。なにかこう、優しく包み込んでくれる山だなと感じました。90回以上登られているという83歳のおばあさまもいましたが、それくらい愛される理由も分かります。いろいろ気づきをくれた白山に感謝です。

Global BONSAI Galleries – 2020 Mt.Hakusan (myportfolio.com)

Share:FacebookX
Join the discussion

G-BONSAI.NET