オーディオ刷新な話 NuPrime+モニオ
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オーディオ刷新な話 NuPrime+モニオ

ブログを引っ越し再開して、気になったのが2016年3月のDENONのプリメインアンプの記事が目に入ること。実はこの記事の3年後、つまりは今から1年前にオーディオ刷新しておりもう使ってない機材たちなので、早めにその話題に触れておかないといかんな、と思いまして、今回は昨年刷新して使用しているオーディオ機器や聴き方についての話題です。

細かいきっかけは覚えていませんが、知り合いの家に遊びに行った時に、やはりスピーカーの大きさで特に低音域は変わるな〜と思ったことと、設置環境的にもう一回り大きいスピーカー置けるな〜と思ったことがきっかけだったような。とにかく先にスピーカーを変えよう!となりました。これまではaudio proのAVANTO S-20という小さなブックシェルフスピーカーで、これより一回り大きいのを、ということでネット等さまよっていた時に、目についたのがMONITOR AUDIOのスピーカー。確か定番DALIの他、KEFのQシリーズや、FOCALのARIAシリーズなどと、MONITOR AUDIOのBRONZEシリーズとで比較してました。そのくらいの価格帯(〜10万あたり)を最初考えていたので。

決定打が無いままどうしようかな〜と思っていたところで、ネットの情報ではどうもMONITOR AUDIOのBRONZEの2つ上のクラスになるGOLDのスピーカーが、ディスコンに伴い値下がりしているので買い! という情報に踊らされ(?)て、今しかない!みたいな感じになってポチってしまいました。ペアで17.5万くらい。全然予算より上ですけど。。。まあスピーカーってそれほど年数経っても廃れるものではないし、長く使えれば良いかなと。

MONITOR AUDIO GOLD100 この後の世代は5Gと名がついて、ツィーター構造も変わっています

そこで止まっていれば良かったのですが、やはり良いスピーカーにはそれなりのアンプじゃないと実力発揮できませんよね。という流れになぜかなってしまい。ウチのラックに収まるコンパクトなサイズを維持しながら相応の実力を持つ機種はそうそうなかろうと調べていたら、見つけてしまったんですよドンピシャなプリメインアンプを。それがNuPrimeのIDA-8という非常にコンパクトながらA+D級のハイブリッドだというプリメインアンプ。こちらは14万くらいでしたが、はいご発注。結局アンプとスピーカー一式買い換えになってしまいました。

プリメインアンプのNuPrime IDA-8(下)はコンパクトサイズながら100W×2のパワーを持っています

比較のためにDENON PMA-50と取っ替え引っ替え聴き比べすれば良かったのですが、面倒なのでまるっと一気に変えてしまったので、スピーカーかアンプかどちらの実力変化で変わっているのか分かりませんが(←アホ)、大幅にリスニング環境が向上しました。

まずは以前のPMA-50の時にも説明したPCに繋いでのハイレゾ再生。PMA-50はDSDで5.6MHzまでだったと思いますが、このIDA-8では11.2MHzまで対応しているので、早速適当な曲を購入してみて聴いてみると、生楽器感がよく出ていて、まるでその場にいるみたいですね! という感じなのですが、以前も指摘した通りそれがDSDフォーマットのおかげなのか、録音環境やミキシング、マスタリングの力の入れようで変わっているのかが正直分からない。まあでも基本的に以前の環境と比較すれば音場再現力は格段に上がっています。

DSD再生は11.2MHzまで対応、信号受信した際に表示が出るが、表示は見にくい

まずスピーカーについてですが、サイズが大きくなってウーファーの口径が大きくなっている(11.4cm→16.5cm)ので、単純に中低音域に余裕が出てます。まずこれが一番大きい変化なのではないでしょうか? そしてこのGOLDの特徴でもありますが、ツィーターにリボン・トランデューサーというのが採用されていて、これが高域の繊細な音を表現しているようで、弦を弾く時の響きなど、すごく綺麗な音に感じます。家では割とアコースティックやボサノバ、ジャズ等を(生意気にも)聴くので、非常に自分の今の好みに合ってます。ちなみにスピーカー台はWELLFLOATというのに、以前も使っていたAT6099というインシュレーターを介して設置。特にこれで不満はなかった。WELLFLOATは2つ買うと値段高いけど、この高さでサイズの良い台がこれしかなかった。。。

スピーカー台代わりにWELLFLOATを採用、高いけど結果として不満はまったくない

プリメインアンプのIDA-8の方ですけど、そもそもNuPrimeの機器自体が情報が少なくて、お店の人の記事みたいなのしかない。まあサイズ的に他に選択肢があまりないのと、なんとなくマイナー好きな心をくすぐられてしまったというのもありますが、結果こちらもGOODでした。以前がデジタルアンプDDFAの構造だったので、そもそも比較前が特殊っちゃ特殊なんですが、このIDA-8はA+D級アンプという構造で、このA級増幅の部分が音に厚みと温かみをもたらしている印象を受けました。実際にメーカー本国(米国)のサイトにも、各機種のキャラ付けを出しているのですが、IDA-8は「Just a little warmth and dynamic」となっており、少し温かみのある音作りが意識されているようです。ちなみにこの上のアンプになるSTA-9は「Tube-like, warmth, and dynamic」となっており、より真空管アンプのような味付けがなされているようです。とにかく聴き疲れしない心地よい音、で、リスニングできる環境ができました。

IDA-8の音の印象は、メーカーが言う Just a little warmth and dynamic の通り

さて、PCを介してのハイレゾは良いとして、もはや自分の音楽媒体はCDでもファイルでも無くなっています。そうここ数年で急速に発達を遂げた「サブスクリプション型のストリーミング音楽プラットフォーム」が今や自分の音楽環境の中心。私は日本に上陸した時からSpotifyを利用しており、今や通勤、家でのリスニングもこれが主の音楽ソースとなっておりました。ストリーミングで音質どうなの?というのはごもっともですが、はっきり言って自分にとってはSpotifyの320kbpsでも充分。この刷新したオーディオ環境でもPCを介して心地よく聴けます。そうなると(PCみたいに面倒な環境ではなく)いかにSpotifyを気軽に再生できる環境にできるか? が課題となります。

この課題に対し、ネットワークオーディオプレーヤーなるものもいろいろ調べましたが、アホみたいに高いものばかり。そもそもオーディオの世界って一般人からみると信じられない値付け(7桁とか)のものがフツーにあるんですが、もうちょっと音楽ストリーミングに合ったもの、要はSpotify Connectに対応した機器は無いかなと思っていました。で、そこで出てきたのがAmazonさんですよ。急にAmazonがEcho Linkなる製品を出してきたんです。

Amazon Echo Linkは、ソース音量つまみしかないシンプルなデザイン、しかもコンパクト

これはAmazon Echoシリーズの一角なのですが、たぶんほとんどの人は存在自体知らないのでは? AmazonだからまたAmazon Music縛りでもあるんでしょ?と思ったら、最初からSpotify Connectも使える。オーディオ機器に接続できる。まさに欲していた機能を持つ機器をAmazonが出してきました。ので即ポチり。ほんとAmazon俺の消費動向を先読みしているのかと思うほど、恐ろしやAmazon(笑)。このEcho Linkですが、IDA-8と同軸RCAケーブルでデジタル接続して使用しています。この組み合わせで、音楽リスニング環境は固まりました。

GOLD100のC-CAMリボン型ツィーターは、2.7kHz〜60kHzのワイドレンジをカバー

(相変わらず)長くなりましたが、このSpotify – Amazon Echo Link – NuPrime IDA-8 – Monitor Audio GOLD100 の環境で、休みの日など朝は目覚めの爽やかなギター曲、昼下がりはボサノバ、夜はジャズなんて感じで過ごしたりしています。余談ですが最近Spotify Connectが進化したせいか、Echo Linkの他にあるAmazon Echoスピーカーにも同時に曲を流せるようになり、まるでサラウンドのような環境にもできるようになってます。こんな進化も楽しいです。

最近は家のオーディオ環境がない人も多くなっていると思いますが、あらためて音楽がある生活ってなんか良いな。って思いましたね。これはストリーミング環境の影響も大きいです。もうこうなるとホント、家にあるCD全部処分しようかと考えています。CDプレーヤーももう無いし。

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