常念岳(一ノ沢発 テント泊)
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常念岳(一ノ沢発 テント泊)

今年何度も計画しながら悪天予報に泣く泣く延期続きだった北アルプス、常念岳にテント泊で行ってまいりました。今回、友人の北アルプスデビューということで、一の沢の登山口から登るスタンダードなルートを選択、景色を楽しみながらゆっくり登りました。

序盤は、ひたすら沢沿いを歩き緩やかに高度を上げる登山道。苔むす様子なども楽しめますが、さすがに10月だからか、登るにしたがって少しずつ黄色や赤の葉の色が増え、秋の気配が色濃く感じられるようになりました。途中まで晴れていたのですが、ガスに包まれる時間帯もあり、これがむしろ幻想的な風景を演出したりと、なかなか楽しませてくれました。

ルートが沢沿いなので、ずっと横に沢が流れてます。休憩はだいたい河原で、が多かったですね。
開けたところに出ました。ガスがかかってますがそれがまた良い感じ。

胸突八丁から先は、丸太階段やつづら折りの登山道で、一気に高度を上げていきます。ここでテン泊装備で稜線まで担ぎきるのが初めての友人は、やはり足にきた模様。自分も過去の経験則から、やみくもに足を上げて攣らないように気をつけました。ただ、自分の場合は睡眠不足からくる眠気との戦いがメインだったので、休憩のたびにここぞとばかり居眠りしてました(笑)。

ここらへんつづら折りで高度を上げていきます。一気に高度感が出てきます。

常念乗越に出ると台風の余韻か、風が強く、テントを張るのも一苦労でした。この日(5日)は小屋までとして、久々のジョッキビールで乾杯。思い切り爆睡して、翌朝に常念岳山頂に向かいました。

槍から大キレットの眺め。これこれ、これを見たかった。
はいジョッキビールで乾杯! 最高の気分。

予報では日曜朝は微妙だったのですが、眩しい朝日に照らされながら、標高が上がるにつれパノラマが広がる中で登ることができました。ここは山頂までの道が開けていて、常時周りの山々のパノラマが拝める素敵な登山道でしたね。標高を上げていくとこれまで見えていなかった奥の山々も見え始め、過去自分が登った山など見つける楽しみ方もできました。

せっかく朝日に照らされているのに、槍たちはいつまでも笠を被っておる。
雲海が雄大で、何度も後ろを振り返ってしまう。
奥の方に見える独特の山容と立派な小屋は、燕岳ってすぐ分かる。

山頂からは穂高、大キレット、槍の他にもアルプスの山々が連なる景色と、雲海と滝雲も拝むことができました。天気が崩れることも覚悟していたので本当に良かったです。ちょっと槍は雲が被ってしまっていたのが残念ですが、まあ贅沢言ったらきりがないでしょう。

山頂から。しばし写真撮りまくりです。
穂高岳方面。手前の屏風岩から涸沢カールへの地形がよく分かる。

日曜は風もなく、山頂でいつまでも飽きずに景色を眺めて語らえる。そんなコンディションでした。今回も山の神に感謝です!

Global BONSAI Galleries – 2019 Mt.Jonendake (myportfolio.com)

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