塩見岳(三伏峠テント泊)
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塩見岳(三伏峠テント泊)

6月7月とことごとく台風で山行計画を潰され、8月も夏休み前半の絶好の機会を逃してしまい、あまり良くないですが台風通過後の余韻が残る日どりで南アルプスの塩見岳にソロでテント泊で行きました。

登山口からしばらくは高い木立の茂る森を進みます。久々なせいかすぐ心拍数が上がってしまい息が切れてしまう。

15日の夜中に駐車場入りしましたが、周りには1台もおらず。「こんな日に来ちゃいけなかったのでは?」と不安になりながら16日朝を迎え、雨足が多少弱まった7:30過ぎにレインウェアを着て出発。三伏峠までの登山道は、南アルプスにしては歩きやすくトラバース道も多くて緩やかな登りが続くのですが、どうも心拍数がすぐ上がってしまい疲れてしまうので、時折止まりながら休み休み進みました。気圧が低いせいかな?

木の階段がいくつかありますが、滑りやすく特に下りは要注意。

三伏峠についてテントを張り、計画では天候次第で烏帽子岳までいく想定でしたが、生憎天気が回復せず。テントで午後いっぱい寛いで過ごしました。でもどうにも変な疲れが残り、ビールを飲む気にもならず。晩飯は今回は手間かけずにアルファ米とカレーに、余っていたナスを切ってナスカレーに。

三伏峠小屋のテント場に着きました。テントもまばら。(あたりまえか)

17日は朝からパキッと晴れて、というのを期待していたのですが、AM3時時点で霧も出ている状況。ヘッドランプの光も反射して見にくいため、少し出発時刻を遅らせて歩き始めました。

ガスが出ていてランプが反射するので前が見え辛い。道が分かりやすいのが救い。

本谷山のあたりで夜明けの時間だったのですが、特に太陽の姿は見えず。塩見小屋までずっとどんより曇ったままで、樹林帯のトラバースをかなりしょんぼりとぼとぼ歩いてました。今回無理して来るべきじゃなかったんじゃないか?とか、ブツブツ呟いていたような。

思っていたよりずっと樹林帯が続くんですね。

森林限界に抜け、塩見小屋についてもまだ曇っていて、風もあるせいか肌寒い。小屋のドリンク類は軒並み売り切れだったのですが、ホットドリンクはあったのでホットティーを2杯飲み、少し体力回復。晴れは期待できないかなと思いながらもまた稜線に戻り進み出すと、急に青空や周りの山々もガスの合間から見え始め、風は強いものの迫力ある景色が次々と目の前に現れました。

稜線に出て塩見岳に向かう。と、山容が見えてきた。
岩肌の向こうにちょうど太陽が隠れるポイントで、なんだか神々しい風景も。

西峰の山頂に着いた時にはまたガスってしまいましたが、東峰の山頂で少し待つと、荒川三山や富士山、ほんの少しだけ間ノ岳が顔をのぞかせて、そのチラ見せ感がより一層希少感を出していました。チラ見せ待ちのために長居する人もいたようです。(自分も予定より30分オーバーして1時間くらい山頂にいました)

バンッと開けました。頭が見えているのは荒川三山ですかね。
西峰もバッチリ見えはじめました。こちらの東峰の方が10mくらい高い。
富士山も時折登場。とにかくみんなチラ見せばかりするからカメラマンたち大変。

三伏峠までの戻りの際は、結構多くの人とすれ違いました。塩見小屋に泊まるのかな?この先晴れ全開の景色が見れるのは羨ましい。三伏山まで戻ってあらためて周りの景色を見ましたが、塩見岳の雄大さをあらためて認識。行きに見ていたら遠くて急峻で躊躇したかも。

三伏山まで戻って塩見岳。先に見てたら行く前に心折れたかも。

道中途中まではガスガスでガッカリでしたが、森林限界から先で色んな景色が拝めて本当に良かったです。今回も山の神様に感謝です。ただ、朝4時前から行動始めて、三伏〜塩見岳往復と、鳥倉までの下山まででほぼ12時間。いやー疲れました。

Global BONSAI Galleries – 2019 Mt.Shiomi (myportfolio.com)

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