高所の山の紅葉シーズンはほぼ終わる時期ですが、晩秋の景色を期待して尾瀬に赴き、鳩待峠からアヤメ平〜見晴〜尾瀬ヶ原〜至仏山と周回してきました。
20日は朝から曇天模様で、鳩待峠からアヤメ平と呼ばれる湿原に向かいましたが、視界はガスガスで真っ白。これはこれで幻想的な風景を堪能はできましたが、この場所は風の通り道で、その風が刺さるように冷たくて長居はできず。完全に寝不足状態で来てしまったためか、歩きながらウトウトしてしまい、木道から片足を踏み外しそうになりました。危ない危ない。それでなくても、このルートの木道は濡れていて滑りやすい箇所が多く、同行者含め何度か両足スリップして転倒しました。
富士見峠から見晴に向けては、八木沢道という登山道で高度を下げていきますが、こちらは木道は無く典型的な登山道。落ち葉も多く紅葉も拝めました。ただ、ところどころぬかるみになっていて、うっかり足を踏み入れるとズブズブと沈みます。木や石を選びながら進むテクニック(?)が必要。見晴キャンプ場に着くと、まだ時間が早いのかテントは1張りしかいませんでした。適当な場所でテントを張りビールを飲み始めたら、雨が降ってきて停滞。寝不足だったのでそこから爆睡。夕方はキムチ鍋を作り身体を温め、今回初投入のハクキンカイロを抱きながら眠りにつきました。カイロのおかげか夜は寒さを感じることなく眠れました。ちなみに最終的にテントは30張りくらいいました。海外の方が半分くらいいたかも。
21日早朝は少し雲が残っていましたが、日が昇ってくると快晴に。朝6時くらいに少し木道を歩いてみましたが、まだ霜が残っていて滑りやすく危険だと感じました。当初、至仏山まで行くかどうかは迷ってましたが、快晴の中、至仏山の姿を見ているうちにモチベーションが高まり、少し遅いのですが8:30に見晴を出発して、尾瀬ヶ原を半ば駆け抜けるようにして山ノ鼻へ向かいました。
途中、見渡す限りの草原、池塘に映える落ち葉や空など、じっくり見たい景色もたくさんあり、立ち止まって写真を撮っては走り、写真を撮っては走りを繰り返していました。山ノ鼻で休憩後に至仏山に向かい、こちらもスリッピーな木道や石に苦戦しながらも、中腹からの尾瀬ヶ原の眺望、北アルプスのようなハイマツ帯の風景、そして山頂からの360度の景色を堪能しました。やはり鳩待峠からの登山者が多いようで、山頂には人がたくさんいました。我々も一休みしてに鳩待峠に下山。こちらは中盤からなだらかな木道が続き、非常に歩きやすい登山道でした。
だいぶ色がくすんできてはいましたが、それも「侘び寂び」かなと。天気にも恵まれ、晩秋の尾瀬の草紅葉をガッツリ味わうことができました。
Global BONSAI Galleries – 2018 Ozegahara and Mt.Shibutsu (myportfolio.com)