今シーズンのテン泊山行始めに、道の駅みとみを起点に笠取山から雁坂峠への周回コースを回ってきました。亀田林業林道から入り、笠取小屋に一泊。雁峠から燕山〜古礼山〜水晶山を経由し、雁坂峠から下山するプランです。
ここのところGWは奥秩父でまったりテン泊プランが定着していましたが、狙っていたGW後半(5/2〜4)の天気が一部芳しくないため、1泊に短縮したプランで後ろに日程をずらし、過去歩いていなかった笠取山から古礼山に至る稜線を歩くことにしました。雁坂峠への登りは2年前に経験していたので、亀田林業林道から回るルートにしましたが、まあ事前に色んな方の記録は見ていて認識はしていたものの、ひたすらなだらかな林道が続き、負荷はかからないけれど退屈にも感じるコースですね。ただそのせいか、GW真っ只中にも関わらず、3名程度の登山者とすれ違っただけでした。おかげで退屈しのぎにしょーもない替え歌を無警戒で歌い続けていたのは秘密です。(笑)
雁峠の直前だけ急な登りになりますが、ここがこのコースの一番のハイライト。抜けるような青空をバックに笹原が草原のように見える奥秩父らしい景色が広がります。雁峠は4年前に笠取山からベンチが見えて、あそこで寛いでみたいと思っていた場所でしたが、着いたら思い切り風の通り道で、折からの寒気による冷たい風がびゅうびゅう吹いていて、とてもじゃないけど長居はできませんでした。
笠取小屋ではザックに差して持ってきたフランスパンを切って、アボカドと生ハムでオシャレ昼食。某氏のザックでベコベコに押しつぶされてたけど、なかなかの復元力。意外と優秀かもフランスパン! 昼食後は笠取山にサブザックでGO。
山頂に着いた時は何人か登山者がいましたが、東の山頂に行っている間に皆下山したらしく、しばし独り占めできました。やはりここは眺めが良いですね。笠取小屋に戻っての晩飯には、今回初投入のアルコールストーブで炊飯をしてみましたが、平地でやった時の1.5倍以上燃料消費が激しく、これでは固形燃料同様に高山帯では使えなさそうですね… やはり2バーナー体制を検討すべきか。ちなみにこの日の笠取小屋のテントは25〜30張程度だったと思われます。まだ敷地には余裕ありました。
翌朝は雁峠から燕山、古礼山へと稜線を歩きましたが、想像していた通りの開放感のある奥秩父らしい稜線歩きが楽しめました。古礼山のベンチは先客がいたというのもあるのですが、風が吹いて寒そうなので、山頂のほうで休憩。
このルートでは何名かの登山者と追い抜き、すれ違いなどありました。さすが主稜線。雁坂峠に続く道も思いの外開放感があり良かったです。雁坂峠で小休止した後下山しましたが、その途中でやっと暑くなってシェルを脱ぎました。毎回GWの奥秩父はすぐ暑くなってシェルを脱ぐことが多かったのですが、今回はほぼ着たままでした。それくらい風が冷たかった。
連休後半は大気が不安定になり天気に不安ありでしたが、この2日間は風は冷たいものの快晴で、予想通り気持ちの良い稜線歩きが楽しめました。GWでもそこそこ静かな山歩きができるのというのが奥秩父の魅力ですね。今シーズンのテン泊はじめとしては、まずは良いスタートが切れたのではないでしょうか?
Global BONSAI Galleries – 2018 Mt.Kasatori (myportfolio.com)