朳差岳・北股岳(小屋泊)
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朳差岳・北股岳(小屋泊)

もはや夏休みの恒例行事(?)となった東北方面の山行。今年は早めの夏休みで、飯豊連峰の北側にある朳差岳から北股岳、烏帽子岳まで稜線トレッキングしてきました。小屋泊まりで余裕を持った3泊のプラン。

序盤暑さでバテた過去2年の経験を踏まえ、前日に新潟県新発田市のビジホで1泊ししっかり睡眠。AM3時にホテルを出て約1時間で奥胎内ヒュッテ手前の駐車場に入りました。20台近くの車が停まってましたが、余裕で場所は確保。

乗り合いタクシーはリーフでした。5:30の1便目は4名満車で行ってしまったので、5:50の2便目に乗車。

足の松尾根は木の根が張る痩せ尾根で急登。暑い思いをしながら稜線に上がるとガスが多くなってきましたが、汗だくだったのでむしろガスと風がありがたい。

やっとこさ大石山に到着。また晴れました。ここから朳差岳に向かいます。

でも、朳差岳は眺望どうかなと思いましたが、頂上に近づいたらガスが晴れてくれて、素晴らしい眺望とアゲハ蝶の乱舞(?)を堪能できました。朳差岳は1600mそこそこの山ですが、そこに至る風景や山容、山頂の景色など、存在感の高い山だなと感じました。

標高1600mとは思えない景色の中を歩く。
朳差岳山頂に到着。ガスが晴れてくれた。

登り返しにヒイコラしながらも、頼母木小屋に到着し小屋泊。

大石山に戻り、そこから頼母木小屋に向かいます。

2日目は風雨で梅花皮小屋へ移動するのみ。ずっと晴れると思っていたのにこれは誤算。どうも私の東北山行はかならず風雨に見舞われてしまう運命のようです…

翌朝は雨の中を仕方なく出発。西からの強風が吹き、時折身体がよろけるくらい。

3日目はこれまたガスが多く、朝イチは雲海と幻想的な光景が印象的でしたが、烏帽子岳の先までいくとガスが…。

翌朝、霧の中からの日の出。幻想的。
手前は与太郎ノ池。雲海とのコラボレーション。
烏帽子岳の南側斜面は一面の花畑。

梅花皮小屋の手前では30分粘ってやっと北股岳と小屋をカメラに収めることができました。(^^;) それでも門内小屋あたりまで戻る稜線歩きは、ほどよく晴れ間にも恵まれ、風に吹かれて暑さも無く、大変気持ちの良いトレッキングを体感できました。

梅花皮岳からの戻り。30分粘ってガスが晴れた一瞬の一枚。北股岳と梅花皮小屋。

門内小屋から頼母木小屋に至るあたりは、ややガスも多くなってしまいましたが。頼母木小屋では夕陽を堪能し、菊水も堪能し満足。

日本海に沈む夕陽。雲が赤く光ってます。

最終日の朝はこれまた雲海。そして快晴。朝日連峰もクッキリ見え、清々しい朝をじっくり楽しみました。風呂にも入りたいけどいつまでもここにいたい。そんな気持ち。

朝日に照らされる朳差岳。
気持ちが良いので皆が出発した後も一人景色を楽しむ。

ただ、さすがに快晴だと稜線も暑くなってきて、名残惜しみながら稜線に別れを告げ下山。高度を下げるとさらにどんどん暑くなっていく状態に。木の根に苦戦しながらも10時半前に登山口に到着。暑い中ヒュッテまで1時間歩きか~と思いましたが、少し先に乗り合いタクシーがいて、普通に乗せてくれました。助かった!

登山口からは徒歩かと思いきや、橋のところにタクシーが待機していました。「橋の上が涼しいから」だそうだ。ありがたや。

途中激しい風雨にやられましたが、不思議と寒くはならず、その雨のおかげか翌日の景色は独特の幻想感があってむしろ色んな表情を楽しめて良かったかなと。やはり飯豊連峰は長くいればいるほど色々な表情を見せてくれます。期待通り登山客も少なく、また小屋で会う人たちも気さくな方が多くて人の温かみを感じながら、静かな山歩きが楽しめました。

Global BONSAI Galleries – 2016 Mt.Eburisashidake (myportfolio.com)

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