一時期やたらと登山ネタが多かったですが、ここのところご無沙汰でございました。どうも登山グッズネタが気になる方も多いようで、以前アップしたグッズネタがだいぶ時間が経ってしまっていることもあり、ここらでアップデートしておきたいと思います。今年から「山の日」始まるしね!
以前の記事で山道具とカメラのレビューしてましたが、いくつか変えたものもありますので、そこらへんを中心に。これから山歩きを始めてみようという方も、既に登山を始めたという方にも、参考になればと。
1.装備
まずは三種の神器やウェアなど装備面から。
・ザック「GREGORY Contour 50」
ザックは2014年の山道具レビューの時から変わってません。グレゴリー的にはもう廃盤となってしまうようで、日本では必ずしも本製品はヒットしたとは言えませんが、2年経った今でも自分的には満足しています。50リッターザックですが、2~3泊のテント泊装備でも十分収納できるし、変わった気室の構成も慣れると結構便利。しっかりシーリングされた天蓋や各種ストラップ、コンプレッション能力など、色んな部分がよく考えられているザックです。薄っぺらいハーネスが頼りなく感じますが、20kgまでなら快適に背負えるというスペック。ただ個人的にフィッティングにまだ追求の余地はありそうで、18kgを超えると若干肩が痛くなります。同じグレゴリーでもバルトロなどはイヤと言うほど被るので、人と同じのはイヤという私みたいなのにはうってつけのザックです。
・トレッキングシューズ「SIRIO P.F.65 GTX」
靴も2014年から変わらず。甲高幅広の典型的日本人の味方であるシリオですが、以前もレビューしたとおりこのへんのモデルはインナーが固くて、足へのアタリ的には結構シビアです。いまだに厚手の靴下とドクターショールのかかとパッドを利用し、かかとの痛みが出ないようにしています。そんな状態なので、ソールが減ってきた今シーズンあたりで買い換えてやろうと意気込んでいたのですが、あらためて見ると派手過ぎず飽きのこないデザインで、足が慣れたのか、かかとの痛みも以前ほどでは無くなってきているので、ソール張り替えて履き続けても良いのではないかという思いになってきています。でもやっぱ他とさわり比べても固いんだよなぁ、何かカスタムできないものか。
・レインウェア「モンベル ストームクルーザー(ジャケット) サンダーパス(パンツ)」
こちらも2014年から変わらず。上着はゴアテックス、パンツはモンベル独自の防水透湿素材を利用したもの。2015年は数少ない山行ながらも、風雨にさらされるシーンが多く、過去にないほどレインウェアに頼る時間が多かったです。そんな中でも体が濡れることが無く、かつムレて汗が留まることも無く、先に進むことができました。レインウェアとしては当たり前の事ながら、この信頼性はさすがモンベル、さすがゴアテックスだと思いました。利用頻度が高かったので、ニクワックスの洗剤と防水スプレーできっちりメンテナンスもしています。
・インナー「ICEBREAKER オアシスクルー(長袖シャツ)」「ワイポア UFメリノショーツ(パンツ)」
インナーも2014年から変わってません。自分はアウター以上にインナーは大事だと思っていますので、ここは妥協せずメリノウールの製品で固めています。暑くても寒くても快適な肌触りで、何日も着続けても臭うことがないのは山歩きにとっては大きなメリット。汎用性が高いので、ゴルフやフットサルなど登山以外にも使っています。
・Tシャツ「MONTANE SONIC ULTRA T-SHIRT」
こちらも変わってないですね。ファッション的に(?)変わらなくてよいのかってのもありますが、デザインや色合いなど、結構気に入っています。トレラン向けのモデルですが、速乾性、ジップでムレ調整ができる点など、使い勝手が良いです。
・アウター「Teton Bros. コーディーソフトシェルフーディー」「HOUDINI Power Houdi」
アウターはソフトシェル派と以前のたまっておりましたが、その方針は変わっていません。以前紹介したTeton
Bros.のソフトシェルの他に、街着にも使えるものとして、HOUDINIのパワーフーディーを新たに導入。「病みつきになる」の肩書きの通り、着心地が良くて寒い日の外出はこればっかり着ていました。先日の奥秩父で始めて登山で利用。着たり脱いだりでしたが、動きやすいし暖かいしで、期待通りの使用感でした。ただ、防水撥水性能は無いので、雨が想定される山行ではミッドレイヤーとしてしか使えないですね。春秋あたりに使用するイメージかな。Teton
Bros.のとはそのあたりの使い分けになるかと思います。
・パンツ「MILO ビーノパンツ」
パンツは変わりました。以前使用していたマウンテンハードウェアのもそれほど不満は無かったですが、たまたま登山ウェアショップで見かけて衝動買い。MILOはポーランドのメーカーで、どマイナーなブランドですが、デザインと豊富なポケット、履き心地で決めてしまいました。通常こういう欧州メーカーの製品は日本人にはサイズが合わないのですが、なぜがSサイズが股下股上ともに身長176cmの自分にピッタリ! extendoというストレッチ生地が使われているらしくよく伸びて動きやすいです。ベルトが付いているのもGOODですね。唯一の欠点はポケット等に使われているファスナーが信頼のYKK製ではないので、開け閉めがスムーズにできないところ。YKKの素晴らしさを再認識しました。w
・ダウンジャケット「WESTERN MOUNTAINEERING FLASH XR JACKET」
停滞ウェアとしてのダウンジャケットは変わってません。ウエスタンマウンテニアリングのは高い製品ですが、街着に山着に大活躍しています。使用し始めて丸3年ほどになりますが、縫製面など特に問題はありません。
・ヘッドウェア「Buff」
日焼けや頭部保護のために、スペインのBuffという万能ヘッドウェアを使用しています。バンダナ的な使い方ですね。自分は道中一眼レフでパシャパシャ写真を撮るので、つば付きの帽子は邪魔になります。なのでバンダナ的な方が良いのです。
2.トレッキンググッズ
カメラとか、その他もろもろ。
・一眼レフカメラ「PENTAX K-3」
もともとはPENTAXのK-30という一眼レフを買ったことが山歩きのきっかけではあったのですが、一眼レフも上位機種のK-3に買い換えてしまいました。しかも限定モデルのPrestige
Editionというガンメタカラーのやつ。限定モデルを山で傷つけながらガシガシ使ってます。K-30も良かったのですが、唯一の不満は電池持ち。K-3は自分が持っているK-01と同じ容量が大きい方のバッテリーなので、電池持ちの不満は解消されました。また、モードダイヤルをロックできるとか、動画切り替えがレバーですぐできるなど、地味な部分で自分の使い方に合った機能となっており、道具としての満足度は高いです。ただ、高解像度となったことでRAWで1枚撮る毎にすごいデータ容量になるので、64GBの高速SDカード、自宅ではNASを導入するなど、付随する出費が増えてしまいました。レンズは写真にある「smc
PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDM」をほとんど付けっぱなし、携行スタイルは今まで通り「diagnl NINJA
CAMERA STRAP 38mm」というストラップを使用して、機動性を確保しています。
・三脚「Manfrotto BeFree(アルミニウム)」
三脚はマンフロットのBeFreeを使用しています。以前使っていた「SLIK
SPRINT PRO
2」ではブレていた場面でも、ガッチリシッカリ支えてくれます。その分、自重が1.3kgあるのでちと重い。本当はカーボンモデルが欲しい、欲しいのですが高いし、風が吹いたら軽さで動いてしまうという話もあるので、踏ん切りつかず。まあ、アルミモデルでも稜線の強風下ではやっぱりブレるんですけどね。飯豊山で撮った時は一所懸命押さえつけて撮っていました。
・アクションカム「GoPro HERO3+ Silver Edition」
アンナプルナトレッキングのために購入して以来、山行には持っていくようにしています。一番活躍したのは剱岳に登った時ですね。さすがに一眼レフを持ちながらは無理なので、ヘルメットマウントでヘルメットに付けて撮影し、タテバイやヨコバイなど迫力ある映像が撮れました。ただ、その後の山行で使おうとする際、かなりの割合でいきなり電池切れしている事が多い。勝手に電源が入っているのか、電池が弱っているのか、ちょっと対策が必要と思っています。
・ハイドレーションシステム「SOURCE ワイドパック 2.0L」
ハイドレーションシステムはプラティパスのBIG
ZIPを使っていましたが、やはりと言うか、気がついたら黒カビってました。w
ので、イスラエルのソースバガボンド社のワイドパックというものに変えました。プラティパスの不満点として、吸うところがむき出しでたまに地面に付いてしまうことがあったこと。ソースの本製品は、キャップが付いていて衛生面で安心なこと、またオプションのマグネットを付ければ、チューブをザックのハーネスに簡単に付け外しできるところが気に入っています。イスラエルのメーカーだけあって軍用技術を応用しているらしく、抗菌性能も高いようです。
・タオル「PackTowl personal」
タオルは携帯性を重視して、パックタオルの小さいやつを携行。ただ、今までの山行ではあまりタオルを使う機会は少なかったですね。真夏の山行で沢で顔を洗った後、とか、そんなシチュエーションでした使った記憶が無い。
・財布「HAGLOFS WALLET TRI-FOLD」
普段の生活では革の財布を使っていて、最初の頃はそのまま持って行っていましたが、結露などで必ず濡れます。どう考えても革が傷みそうでしたので、山に入る時はナイロン製の財布を使うようにしています。
・地図/シルバコンパス/GPSロガー「HOLUX M-241」
あたりまえですが地図とコンパスは必携です。地図は「山と高原地図」のコピーをシートゥーサミットのケースに登山計画書と一緒に入れ、ザックのサイドポケットに突っ込んでいます。同じくサイドポケットにはGPSロガーを付けて、後から自分の軌跡と、写真の時刻とリンクさせて写真にGPS情報を追記するようにしています。地図読みはなかなかスキルアップが難しいのですが、まわりがガスってどうしても不安な時はスマホアプリの「FieldAccess」を使って現在位置を確認します。これがあれば高価なGPSは不要かなと思います。
・時計「BARIGO No.46 Wrist-on」
以前紹介した登山用腕時計ですが、使い続けています。がしかし、登山向け機能はいっさい活用していません。w 使っているのは時計機能とアラーム機能、暗闇でも時間確認できるライト機能くらい。以前も書きましたが、山で使う時計は時刻確認ができることと傷ついても構わないことが大事です。高価な時計は岩場で傷ついた時のショックが大きいと思いますヨ!
・ヘッドランプ「PETZL MYO RXP2」
日の出前からの行動、夜のテント場、ランタン代わりなど、ヘッドランプの活用シーンは多いです。このモデルはややゴツいけど、単3電池3本なので、光量、電池持ち共に優秀であると共に、電池の共用が図りやすいです。
・トレッキングポール「Helinox FL-130」
アウトドアチェアで有名なヘリノックスのポール。テントポールを作っているDAC社だけあって、アルミなのに強くて軽い。以前は1本だけ持っていっていましたが、下りはカメラをしまう事が多いので、2本ストックもいざという時に楽だなと気づき、最近はダブルストックになりました。でも慣れていないせいか、使わないほうが楽な時もあり、その必要性についてはなかなか悩ましいところ。
・軽アイゼン「ベルモント 6本爪アイゼンバックル式」
残雪や雪渓歩きのために持っている軽アイゼン。なのですが、ここ2~3年ほどは残雪の状況でも使用した事がありません。以前北岳に登った際に使いましたが、6本爪だとどのみち滑るので、アイゼンだけに頼る歩きはできないんですよね。お守りとして持つ意味はあるのですが、お守りとしてはやや重いので、もっと軽いチェーンスパイクの導入を検討中。
・ヘルメット「グリベル サラマンダー」
剱岳登山のために買ったヘルメット。いろんなメーカーのを検討しましたが、デザインが気に入っても被ってみるとキノコっぽくなっちゃったりと、こればかりは実際に被ってみないと分かりません。サラマンダーはやや重量があるので最初は検討対象外でしたが、被ってみるとちょうど良い感じで違和感無く、よく見るとデザインがカッコ良いので購入しました。サラマンダーは比較的日本人の頭に合っているのかもしれませんね。なんとなくステッカーを貼ってみたりして、自分のやつアピールしてみています。これで無事剱岳を登頂しました。
・ツェルト「アライテント スーパーライトツェルト」
いまだに使った事はありませんが、遭難時のビバークのためのお守りとして必ず持つようにしています。ポールを2本持つようになったのも、いざという時のこれのためかな。ツェルトだけでテント泊する強者もいますが、さすがに自分はそこまではできません。けど、たまには広げて構造を見ておかないといざという時に戸惑いそうです。
・エマージェンシーグッズ「ドイター ファーストエイドキットバック」
ドイターのいかにもエマージェンシーな袋に、薬、ブランケット、テーピング、絆創膏、ファイアスターターなんかを入れています。今のところはお世話になったことはないけど、いざという時使い物にならないことが無いように、定期的に中身をチェックしておかないといけませんね。
・ドライサック&コンプレッションサック
ザックの中身分け、中身の防水対策、嵩張る荷物の圧縮など、特にコンプレッションサックは有能です。写真ではグラナイトギアのものばかりが写っていますが、バーグハウスなど他にもいろいろ使っています。それくらいたくさん使います。どのメーカーも1個あたりが結構良い値段がするのがネックですかね。
・トイレットペーパー&携帯トイレ
最近の山小屋は有難いことにペーパーを常備しているケースが多いのですが、たまに紙の無いトイレもありますので、トイレットペーパーは常に常備しています。芯のロールは嵩張るので抜いています。併せて、本当にいざという時のために携帯トイレも持っています。キジ撃ちは最終手段と心得ています。
3.調理用具
最近はプチぜいたく食事&山コーヒーを楽しむことに力を入れつつあるので、このあたりの道具の充実が目覚ましいです。
・ガスストーブ&クッカー「PRIMUS ETA EXPRESS」
日本未発売モデル。ジェットボイル対抗製品で、お湯が沸くのは早いです。買い替えようかなとも思っていましたが、収納性の高さと、湯を沸かすという機能の高さはあらためて見直すと優秀。最近はこれ以外の調理器具増強でグレードアップを図っています。
・フライパン「MSR QUICK SKILLET」
料理の幅を広げるために、焼き物炒め物系ができるようにとフライパンを導入。ノンスティック加工でかつ軽量、取手も折りたためるし外せる。というところを総合的に評価して購入。焼き物炒め物は大きさ的にも文句無しの使い勝手。欠点は専用の袋が無いことと、ザック中でやや収まりが悪いところ。
・お米を炊く「ユニフレーム 不思議なめし袋」
プチぜいたく食事は、お米を炊くところから! ではあるものの、コッヘルを焦げ付かせるのも嫌なのでと同行者が導入したもの。最初は「まあまあいけるじゃん」と思いましたが、残念ながら回数を重ねてもベチャベチャになったり思い切り芯が残ったりと、その後は期待したほどにクオリティが良くならず。やはりアルファ米に戻そうかという考えも生まれる始末。そこで次からはトランギア・メスティンを使っての炊飯にチャレンジ予定。家で試した限りではうまくいきそうだが…
・皿&箸&スプーンフォーク
つまみを分け合ったり、お米やおかずを分けたりと、複数人でいる時ほどお皿の利用価値は高いです。好日山荘で買った深めの皿が使いやすい。箸はモンベルの「スタックイン野箸」を使っています。箸は汎用性が高くて、これだけで事足りるかなと思っていましたが、汁物やパスタなど、調理の段階で箸だけでは不便な事に気付いたので、樹脂製でスプーンとフォークが一体になったやつを購入しました。
・除菌ウェットシート「エリエール 除菌できるアルコールタオル」
手洗いの代わりに、コッヘルやマグの清掃に、洗い物ができない山の上ではとにかく超有用なアルコールタオル。このエリエールのやつは近所に売っていますが、携行するにも良いサイズ。
・ライター&マッチ
ストーブのイグナイター(着火器)は高所では使い物にならないので、コンビニで買ったフリント式のライターで火を付けています。風などでライターでもどうしてもつかない時は、アウトドア用のマッチを使っています。非常時の事を考えても、火をつける手段は複数持っていたいものです。
・ナイフ「OPINEL ステンレススチール フォルディングナイフ No.8」
本格的に野菜を切っての料理をするために、ちゃんとしたナイフが必要と思い購入。家で研いでから持っていきましたが、素晴らしい切れ味。奥秩父ではニンジン、ダイコン、ゴボウ、タマネギ、ジャガイモと皮むきから切っていきましたが、いずれもサクサク切れ、楽しく調理ができました。これは良い!
・マグ「SNOW PEAK チタンシングルマグ」
コーヒーを飲む、スープを飲むなど、マグは必需品。軽くて、300mlというサイズもちょうど良い。シングルウォールなので冷めやすいのは仕方ないのですが、安いし、ダブルウォールに比べて取り扱いに気を使う必要はないのが良いです。
・ケトル「ライテック ケトル 0.9」
山でドリップコーヒーを楽しむために導入。軽いのは良いのですが、ホント、コーヒーのためだけのものになっています。結構、ザックの中のスペースを取るので、少々悩みどころ。ドリップもそれほどうまくできるわけではないので、それならコッヘルでも代用できちゃうかなと。
・コーヒーミル「ポーレックスセラミック コーヒーミル ミニ」
コーヒーを豆から挽くのに、携帯しやすい小型のミルといえばこれくらいしかありません。こんなサイズですが挽き方も結構細かく調整できます。一人分ならこれで良いのですが、複数人分となると何回もゴリゴリしなきゃいけないので、本当はもう少し大きいのが良いんですけどねぇ。ま、それは携帯性とのトレードオフですね。
・ドリッパー「ハリオ V60メタルドリッパー」
コーヒーは今のところドリップで淹れています。家ではセラミックのV60ドリッパーを使っていますが、山ではメタルドリッパーを使っています。山でのドリップは風の影響でペーパーや粉が飛んだり、すぐ冷めてしまうので、うまいにはうまいのですが手間の割にはな…というのが悩みどころ。一度、マキネッタも試してみようかなと思っています。
・保温水筒「THERMOS 山専ボトル FFX500」
驚異的な保温性能を誇るサーモスのボトル。なんですが最近は持っていかないことが多いです。テントではその場で沸かすし、行動中にすぐお湯を使うシチュエーションがないので、持っていても使わないことが多い。なのに嵩張るので自然とリストラ候補になりました。
・水筒「Platypus 2Lボトル」
飲み水の補充、調理に使うため、と、水筒は必需品。プラティパスのこれは定番ですね。2リットルという容量もちょうど良い。やや不満な点は、家に帰ってから洗った後、なかなか中が乾かない。ちょくちょく使っているうちは良いけど、間が開くとカビたりしていないか気になります。カビたことはないですが。
4.テント泊装備
テント関係は当初からはいろいろと変わりました。
・テント「マウンテンダックス レラ1」
テントは以前はニーモのオビ2を使用していましたが、以前のレビューにも書いていた通り、スペースを取りすぎるのと、ハーフメッシュで寒々しいというのが不満でした。たまたま1年前くらいに廃盤超特価?で珍しいマウンテンダックスのテントが出ている事を知り、メーカーが不安という以外の欠点はなさそうだったのでグランドシートも込みで2万くらいで購入。その後メーカーは案の定破産してしまいました。マウンテンダックスというと数少ない国産の登山ザックメーカーという印象しかなかったですが、テントの方も良くできています。スリーブ式で天井高く、その天井のポケットやサイドのポケットなど、他のメーカーならオプションになる装備も標準装備。ハーフメッシュのオビ2では寒かった零下のテン場でも、レラ1ではジッパーを開けるまではある程度保温されていました。1人用ですが狭いと感じませんね。個人的にはモンベルやアライテントなどに比べ、テン場でもなかなかかぶらないのが良いです。修理ってどうなるんだろうという不安以外は、概ね満足!
・シュラフ「ISUKA AIR 450X」
シュラフは変わらず。イスカのを引き続き使用中。春から秋までの季節にはこれくらいが必要ですね。ただ、夏に東北の山で小屋泊をした際は、自分1人だけがふわっふわのシュラフの状態で、少し暑くも感じ、ややオーバスペックな感はありました。ま、テント泊の方が中心なのでこれで良し。
・マット「Klymit Inertia O Zone」
マットは以前はサーマレストのZライトSolを使っていましたが、ザック外付けがスマートではないのがずっと悩みでした。クライミットってメーカー自体知りませんでしたが、1年前くらいにオゾンという製品を知り購入。結論から言うとこれは素晴らしいマットです。エアマットはエア入れが大変なのが欠点だったのですが、オゾンは穴だらけでエアの部分が少ないので、数回フーフーすればパンパンになります。なんと枕もついています。これをシュラフの中に入れることで、シュラフの下側のロフトも保たれます。事実、零下のテン場でも底冷えはありませんでした。かつ、この製品の最大のメリットはそのコンパクトさ。マットでここまで小さくできるのは驚異的。おかげで外付けから解放された上にパッキングに余裕ができました。これははっきり言ってオススメです!
・サンダル「Teva バラクーダ スポーツサンダル」
テン場でくつろぐ用のサンダル。もともとはアンナプルナトレッキングのために購入したものを転用。テン場でくつろぐサンダルなんて贅沢で不要!と以前は言っていましたが、ずっとトレッキングシューズでいるのも厳しい。マットを変更したことでザックの外付けスペースが空き、代わりにサンダルを持っていくようになりました。まあやっぱりテン場ではサンダルの方が楽ですね。
・レジャーシート
昨年、幕張にエアレースを見に行った時に500円で購入した小さめのレジャーシートを携行しています。ちょっと食事を広げる時、テント設営時や撤収時の一時的な物置など、なにかと重宝。これまではZライトSolを広げりゃ良かったのですが、マットを替えてしまったので、レジャーシートを持っていくようになりました。
・電子書籍本「Amazon Kindle PaperWhite」
これは持っていったり持っていかなかったりなのですが、ソロの時は必携かな。テン場で時間が空いた時など、本は1冊でも結構重量になりますが、これなら何冊でも軽いまま。E-inkも目に優しいし、電池持ちも心配いりません。
・ラジオ「SONY FM/AM ポケッタブルラジオ R351」
普段ラジオを聴いているわけではないし、山でも積極的に聴いているわけではないですが、非常時の情報取得と暇つぶしのために携行。山の中でも良く受信してくれます。イヤホンでも聴けるしスピーカーでも聴けます。上位モデルとして山ラジオというのがあるのですが、機能に大差が無いのでこちらの安い方のモデルにしました。特に不満は無いです。
なんだか盛りだくさんになってしまいましたが、自分は少しメジャーブランドを外す傾向もある人なので、あくまで参考までに。いろいろトライアンドエラーして、自分のスタイルを確立していきましょう!