乗るたびに小旅行気分 クロスバイク「FELT V110f」
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乗るたびに小旅行気分 クロスバイク「FELT V110f」

クソ暑い猛暑日から気温が下がったっと思ったら、イマイチな天気が続いておりますが、それでも最近は毎週末のように自転車で街や川沿いを走り回っております。そう、今回は自転車の中でもスポーツバイクと呼ばれる部類に入ります「クロスバイク」の話題です。

ワタクシ、15年来自転車を持っておらず、当然、乗ることもしてきていませんでした。世代的にはガキのころはむしろ乗りまくっていたくらいなので、キライとか苦手とか特にこれといった理由はないのですが、交通手段として自転車は無しの生活をしておりました。で、たまたま諸事情あっていくつかの通販サイトで使える割引券的なモノを入手し、なんとなくスポーツバイクが気になり、いろいろ調べ出した結果、ポチッとクロスバイクを購入してしまいました。ほんと、衝動的に…

これまでロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクなど全く興味が無かったので、街中を走っているロードバイクなども全く眼中に無かったのですが、気になりだすといるわいるわ、結構ガチのロードバイクで通勤している人も多いんですね。街中の駐輪場も今はクロスバイクが停められていると、「おっ!どこのやつかな?」と気になるようになってしまいました。クロスバイクはマウンテンバイクをベースに、ロードバイクサイズのタイヤを適用したもので、ドロップハンドルのロードバイクに比べフラットバーハンドルでとっつきやすく、何よりお安い。(といっても5万円以上しますが) いろいろ各メーカーの特徴を把握した上で、ドイツのFELT社から出ているV110fというクロスバイクを6万円ちょっとで購入。選んだ理由はそのスタイルが良かったことと、タイヤのサイズが太めの32Cであること。あと、クロスバイクとしてはGIANTやBIANCHI、TREKなどに比べマイナーであることが決め手でした。FELTはコストパフォーマンスが良いメーカーとして知られ、ロードバイクでは結構乗っている人がいますが、クロスバイクはあまり有名でない感じかな。1ヶ月ほど乗り回してますがFELTのクロスバイクを見かけたことはありません。

そんでもって本当はおすすめできないのですが、通販で購入したものが8月頭に届き、とんでもなくデカイダンボールを開封。開封したら前輪がパンクしてました。(笑) ま、フツーだとここで激しくクレームになるのかもしれませんが、自分は事前にパンクの修理道具と替えチューブを購入していて、「いきなり本番で交換できるかな… 事前に練習できないかな。」と思っていたので、これ幸いと早速チューブ交換を実施。うまく出来ました。ちなみに一応お店に伝えたら、替えチューブを送ってくれました。ま、スポーツバイクはこのように、自分でいろいろメンテするのも簡単にできるのが面白いところ。これが面倒な人は面倒と思うのでしょうケド。私は楽しい! あと、このV110fは前クランクにSR SUNTOUR XCCというやつが使われているのですが、これがイマイチなせいか、たまにシフトしてもギアが変わらない時があり、無理にそのまま走ろうとしてチェーンが外れたことが2度ありました。前ギアはあまり頻繁には使わないので大して支障はありませんけど。なお、チェーンも簡単に戻せます。手は黒くなりますけどね。

最初の頃は片道10~15kmを走りましたが、よく言われるようにママチャリとは別世界。漕ぎ出しがスムーズで、すぐに時速20~25km/hくらいに到達できる上、その速度を持続するのも楽。ママチャリ感覚だと距離が延びるほどペダルを漕ぐのが疲れるのではと思っていましたが、ペダルを漕ぐこと自体は全く負荷と感じません。最近、片道40kmを往復(80km)しましたが、辛いのはペダルではなく、ケツですケツ! お尻ですな。とにかくお尻が痛い。目下のところ距離を乗る時に辛いのはケツの痛さです。これはスポーツバイクのサドル形状によるところが大きいですが、そもそもスポーツバイクはママチャリとはライディングの姿勢が違うので、全ての荷重をケツに乗せて走るものではないのです。FELT V110fはゲル入りのサドル(Selle Royal Look In Athletic)が採用されており、フツーのクロスバイクよりもむしろ快適なはずなので、まだまだ自分の乗車姿勢やサドルの高さを見直す必要があると思っています。

さて、購入して10日後にはホイールを外して車に積み込み、山形の朝日連峰というところに登山に行き、下山口にクロスバイクをデポ、登山口に置いた車を下山後にクロスバイクに乗って回収に向かうという計画を実行しました。買ってまもないクロスバイクを山の中に3日間放置。(笑) 木に括り付けロックしていましたが、雨ざらしにもなり、15kgのザックを背負っていきなり雨の中での走行。山の中の道は下りは相当スピードが出て快適で速いのですが、上りは辛い。それでも15kmくらいの距離を1時間くらいで戻れました。デポ作戦は成功! ただ、雨の中での走行は25km/hを超えると顔に雨がバチバチ当たり、目にも入ってしみてくるため、あまりスピードは上げられません。ま、なによりタイヤのグリップやブレーキの効きも落ちるので、怖くてスピードを上げられないですが。登山用のレインウェアを着ての走行でしたが、林道の未舗装路も走ったため、マッドガードの無いクロスバイクは泥はねが凄まじく、ズボンも背中もドロドロ。でも未舗装路を走っている時は、「タイヤの太いクロスバイクで良かった」と思いました。パンクするんじゃないかとドキドキしながら走ってましたが。

その後は都内に向かったり、荒川サイクリングロードを走ったり。クロスバイクというと街中に向いていますが、そもそも都内はストレス無く走る場所は限られます。車道を走るのが段差も無く快適なのですが、大型車が多い幹線道路で車道を走るのは結構リスク高いし、歩道を走ると段差や、脇道のあるところで減速せざるを得ないのであまりスムーズに走れません。自転車専用レーンがあるところは良いんですけどねぇ。ま、それでも街中をマイペースに走るのはいろんな景色やお店の発見があって面白いですけど。その点、川沿いのサイクリングロードは信号も無いし車もいないのですごく走りやすい。それこそギア全開で走れます。ただ、川沿いのサイクリングロードはロードバイクがたくさん走っているので、自分が30km/hくらいまで出して「オラオラー! 速いぜ~!!」と思っていても、ロードバイクにガンガン抜かれます。これでイラッとくる人は次にロードバイクに手を出してしまうのかな? 自分は気になりませんが。とにかく25km/h~30km/hあたりの速度域では、風の抵抗を感じるようになり、耳元でも空気が流れる「ゴォーッ」という音が聞こえてくるので、体感でも速いと感じることができ、爽快です。川沿いの目的地だとすごく早く着くことができますね。晴れていれば大変気持ちが良い。

スポーツバイクの世界は、一眼レフカメラなどと同じ系統の趣味の世界。ハマってしまうと、一般人から見ると「アホか」と思われる価格帯のパーツ群を買い替えていってしまうようです。自分はそこまではいっていないつもりですが、いろいろと揃えていくグッズがあり、フロント&リアライト、ボトルケージ、サイクルコンピュータ、ヘルメット、グローブ、アイウェア、ワークキャップ、シューズ、U字ロック&ワイヤー、空気入れと携帯ポンプ、キックスタンド、メッセンジャーバッグなどなど、なんだかんだでプラスの投資が嵩んでしまってます。やべー、コレすでにハマっているのかな?(笑)

登山は遠出になるので毎週のように行くのはさすがに大変だし移動でカネもかかりますが、クロスバイクで走り回るのは気軽に出来てそれほどカネもかからず、それでいてちょっとした小旅行気分になれるので、ストレス解消&良い運動になりますね。あ、でも登山に比べると自転車は意識して長い時間相当負荷をかけないと痩せないと思います。たぶん。

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