快適オートクルーズと安心自動ブレーキ! VOLVO V60 T4
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快適オートクルーズと安心自動ブレーキ! VOLVO V60 T4

前回の登山ネタからだいぶ経って、年を越してしまいました。。。遭難が怖いので冬は山は自粛しておりますのでそれ系のネタではありませんが、クルマの話題です。

2010年にそれまで乗っていたフォードフォーカスから、ボルボのS40に乗り換えた話題は以前取り上げましたが、自分としては異例の間隔ながら今回同じボルボのV60に乗り換えを敢行してしまいました。オウ!こんなご時世にローン地獄っ!

ま、もともとS40が3年の残価設定ローンだったので残額払うか否かの判断ポイントだったのと、輸入車購入に有利な12月で条件良かったこと、どうせ2014年に消費税が3%アップするし、円安になって値段上がってもつまらんのでなどと、それなりの理由を積み上げて

魔が差しました。
あと、たまたま特注色の「ヴァイブラントカッパーメタリック」という、”変な色”が在庫展示されていたこともあります。ボルボは黒白赤シルバー以外の色はたいてい在庫なく受注生産で4ヶ月コースになるので、”変な色”好きな私としては絶妙なタイミングで出会ってしまいました。

さて、そんなV60ですが、設計年度の古かったS40と比べると

相当な革新

になっています。

まずエンジンは欧州車の流行のダウンサイジングターボ。1.6リッターターボですが180ps/5700rpmというパワーと240Nm/1600-5000rpmというトルクで、2リッターの自然吸気だったS40と比べると低速から圧倒的に力強いトルクを感じます。このエンジンはフォードのエコブーストらしく、この分野ではフォルクスワーゲンがリードしているイメージがあったのですが、いつのまにかこんな良いシリーズを作っていたんですね。

 燃費は今のところ高速と市街地交えて平均12km。S40では11kmくらいだったのでカタログ値の違いくらいの差ですね。
また、トランスミッションは6速DCTのパワーシフト。これはS40と同じで、低速での多少のギクシャク感含め違和感全く無し(笑)。ただ、ギアトロニックでマニュアルシフトにした際、エンジンブレーキの効きがあまり良くない感じがします。これは車重の違いか、もしくは回生ブレーキの影響? 慣れたから良いですけど。

車幅がS40の1770mmから1850mmくらいになりましたが、普通に走る分には気にならない。けど、狭い道のすれ違いの時にかなり神経を使います。そのかわりに、シートは気持ちゆったりになった感じがします。やっぱりボルボのシートは評判良いだけあります。内装もシンプルながら清潔感あり、非常に好み。S40の時はブラック&シルバー基調でしたが、今回憧れていたベージュの内装にビーチウッドカラーのシートなので、室内が明るく感じます。一昨年スウェーデン旅行で感じましたが、調度品に関しての北欧人のセンスの良さを感じますね。大変満足。

そして試乗で心惹かれたのがそのハイテク機能。セーフティパッケージという安全オプションに付く「自動ブレーキ」と「アダプティブクルーズコントロール(以下ACC)」。スバルのアイサイトCMのおかげでメジャーになりましたが、「国民の安心安全が第一w」を標榜するボルボですので、同様の機能が付けられます。このACCはかなりスバラシイ機能。いわゆる全車速追従機能付きオートクルーズというやつですが、前のクルマに合わせて車速を自動調整し、前が停止すればこちらも停止し、前が発進すれば発進してくれます。はっきり言って超ラク! これまで遠出した時の帰りの高速で渋滞するのは非常にいやだったのですが、それが辛くなくなりました。渋滞に限らず、普段から高速ではACCをオンにするし、一般道でも前が詰まっている時はACCオンにすると、イライラせずにすみます。ACCって安全という観点からどうかな?と思ってもいたのですが、アクセルワークに気を使わず精神的に余裕ができる点は、それはそれで安全に寄与している気がします。
自動ブレーキは残念ながらまだ試せていませんし、試す予定はありませんが、いざという時の最後の砦になってくれそうな気がして、これまた安心感あり。ミリ波レーダーによる計測は人より瞬間的に早く前車の急減速をとらえており、これまで2度ほど警告ランプと音が鳴ったことがありますが、自分が気付くコンマ何秒前に反応してる印象です。これはありがたい。

(ま、このおねえさんはさすがによそ見しすぎですけど…)

欧州のNCAPでは自動ブレーキ機能が無いともう5つ星は取れないようですし、日本でも2014年から大型車の自動ブレーキが義務化されるようですので、今後は自動ブレーキが当たり前になってきそうですね。

遅ればせながらボルボもインダッシュナビと集中コントロール機能が搭載され、ナビは酷評されていますが、自分は前はガーミンの安いナビで、あまりナビに依存しない運転をしていましたので、付いてるだけで満足。あと、USBを介してのiPod連携はS40でもできていたのですが、V60ではBluetooth経由でiPhoneと繋がり、ハンズフリー通話や音楽再生ができるようになったのは非常に便利です。

まあそんなこんなでローンの重みも忘れる進歩のオンパレードですが、このクルマの印象は一言でいうと「ロングドライブが楽しい!」。今年は春から再び登山シーズンを開始しようと考えているので、楽しく遠出ができそうです。今度はワゴンだし。

いまどきボルボの安全神話なんて他社とそう変わらないよ。というのは確かにそうかなと思っておりましたが、昨年アメリカのIIHSが新たに加えたスモール・オフセットの衝突試験では、レクサスやドイツ車勢が衝撃的な低評価になってしまった中、V60のセダンにあたるS60が最高評価

を受けており、まだまだ安全へのこだわりは独自の道を歩んでいるなと感じました。今後は環境よりも安全にテーマがクローズアップされるという話もあるようなので、中華資本で資金面の不安も解消されたボルボにとっては追い風になるのかな?

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