スウェーデンの旅 その4(ヨーテボリでレンタカーそして帰国へ)
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スウェーデンの旅 その4(ヨーテボリでレンタカーそして帰国へ)

【4.ヨーテボリでレンタカー】

レンタカーはシルバーのフォードフォーカス

4日目、この日は朝から予約しているレンタカーを借りに、Hertzの事務所へ。

ここのおにいさん?は、こちらがスウェーデン語の単語をしゃべったら、いくつか知ってる日本語をしゃべってくれました。おにいさん「アリガトゴザイマース」、私「タック(Tack)」。よく考えるとお互い入れ替わって会話して変だが、まあいいか。
さてクルマはなにかな~と思ってましたが、シルバーのフォーカスでした。かつて私が所有していたフォーカスよりは新しいやつですけどね。見たらディーゼルエンジンのやつでした。日本では石原知事のせいでディーゼルは悪者扱いですが、欧州ではCO2削減策として、積極的にディーゼル車が選ばれてますよね。新車販売の50%がディーゼルとか。とにかく初めてのディーゼル車体験です。

久々のマニュアル運転で最初は緊張しましたが、目的地までの道のりをgoogleストリートビューで予習しておいたので、すぐ慣れました。んで、運転しながら気付いた事を。
まず、皆昼からクルマのライトを点灯していると言っていましたが、そもそもエンジンかけるとデフォルトでライトが点きます。スモールにするとスモールになるけど、さらに回すとまた点灯。これがスウェーデン仕様? あと、タコメーターを見るとたまに上向きの矢印が点灯します。どうも2000回転を超えると点くようで、これはシフトアップしろ、のサインか? スウェーデンではエコドライブ義務というのがあるらしく、極端な加速や、回転を引っ張る運転はしてはいけないらしい。そのためなのかな?
街中は信号も多いが、車の信号は青に変わる時も一回黄色信号をはさむので、その時に皆半クラッチを始める感じ。だからスタートが皆キビキビしてる。イタリアもそうだが、総じて運転がうまいと感じる。また、諸外国で必ず目にするランナバウト(ロータリー)はここでも健在。もうあちこちの国で体験しているので楽勝だが、慣れないと怖いすね。

2000回転を超えると点くシフトアップしろランプ

なぜか多くのクルマのナンバープレートのところに、URLが記載されている。これはリースとかレンタルのやつ? もしかしてこちらでは購入するよりレンタル的なものが一般的なんだろうか? よく分かりませんでした。
あと、スウェーデンは古いクルマに長く乗ってる人も多いと聞いていたけど、いるにはいるけどそれほど多く無かった印象。古いクルマは高速道路でも皆に追い抜きされているような存在だった。ちなみに高速道路は無料。料金所とかは無いのでその点は精神的にもラクだった。

ヨーテボリ郊外のボルボ本社地区にある博物館

さて、まず向かったのは今回の旅の最大の目的地、Arendal(アーレンダール)にあるボルボ博物館(Volvo Museet)! えーそのためかよ!という声も聞こえてきそうですが、いいでしょオーナーなんだから。
ボルボ博物館はヨーテボリ郊外のボルボ本社がある地区にあるので、トラムとかで簡単には行けないのです。途中の道にも案内看板があるので、問題なく着きましたが、駐車場はボルボ車でいっぱいでした。なんとか停めましたが、さすが世界のボルボ野郎が集まっているんだなと思い中に入ったら、ガラガラでした。あの車たちは全部社員の車ですかい!

受付で50SEK払って中を見学。思ったより広くて、歴代のボルボ車から、エンジン作ってんだぞーと言わんばかりに、サーブ・ドラケンやサーブ・ビゲンなどの航空機まで展示されてました。展示の仕方が凝ってるねー。

面白い展示のサーブ・ビゲン
S40レーシングのコーナーだけなぜか日本語が

なぜかレースのコーナーのS40が、日本語のプレートだけ唐突にあったのですが、これはなんでしょう? モーターショーかなんかで使ったヤツ? その他にもボルボオーシャンレースのフロアや、トラック、工作車両まで、なんでもやってるぜーのオンパレード。そしてカフェ&お土産コーナー。カフェコーナーは子供と一緒の奥様連中がダベってました。社員の奥様たちだろうか? とにかくのんびりした雰囲気。ま、ボルボっぽいちゃボルボっぽいけど。
お土産も割とリーズナブルプライスでいっぱい売ってました。

まだ時間があるので、郊外にドライブじゃーと、190号線を通ってAlingsas(アリングソース)に向かいました。途中雨が降ってきたり、スピードガンを持って警察が取り締まりしてましたが、快適に湖の周辺まで到達。写真を撮ってました。

190号線沿いにある湖
アリングソースの街並み

アリングソースの街も歩き、コンパクトながらも石畳の街並み、こ洒落たお店など、そそる要素はありましたが、あまり時間が無かったのでカフェにも寄らずに出発。E20という高速道路で帰りました。

ヨーテボリの街までは順調に戻れたのですが、レンタカー屋に行くまでが一苦労。夕方のラッシュ時間にもなってしまって、車が多い上に、車線選びが難しく、うっかりトラムの線路上を走ったりしてしまった。かなり恥ずかしい&危なかった。うーん、ナビが無かったらどうなっていたことか。。。
ま、なんとか時間前に返せましたけどね。

夕方ラッシュ時の街中運転は道を知らないと車線選びが難しい

天気は雨が降っていたかと思うと、急に晴れたりして、なんとも移り変わりが激しい。これがこちらの特徴なんでしょう。
夜はまた街をブラブラしましたが、1人でレストランは気合いが必要なので(笑)、ホテルで夕食。その後パブにも行きましたが、選択を誤ったかあやしい外人が多い店だったので、ビール1杯で早めに退散。結局運転の疲れが出て寝てしまった。
いやー本当はパブで地元との人とのコミュニケーションとかとれないものかと模索していたんですが、旅も後半で気力も無くなってました。今回の旅の唯一の心残りですな。
てなわけで、4日目が終了。

【5.ヨーテボリから日本に向けて出発】

ヨーテボリ駅そばにあるバスターミナル NILS ERICSON TERMINALEN

5日目、ヨーテボリを昼に出る飛行機に乗るために、シャトルバスでGöteborg-Landvetter Airport(ヨーテボリ・ランドヴェッテル空港)へ。シャトルバス(Flygbussarna)は一番手前の乗り場から出ていて、大人80SEK。乗り場横に自販機が一台あって、クレカ突っ込めばキップ替りのレシートが出てきます。もう本当になんでもクレカ社会。この5日間ほど自分のクレカの処理量が多かった日はないでしょう。初日に空港で3万円分を両替して、途中やばいと思って積極的に使っていたのですが、それでも結構余りました。。。

ランドヴェッテル空港からは、ルフトハンザ航空なんですが、スカンジナビア航空とのコードシェア。時間があったのでスターアライアンス・ゴールドメンバーの権利を行使しラウンジを使用しましたが、なかなか快適なラウンジでした。人も少ないし。帰りはミュンヘン経由なので、ミュンヘン空港で乗り継ぎ。ここの空港の乗り継ぎは1つ上の階(Hゲート)に行って出国手続きするだけなので、ラクでしたね。入国はストックホルムで、出国がミュンヘンという、シェンゲン協定ならではのスタンプとなりました。でも、こちらのラウンジは混んでたなあ。
成田行きのルフトハンザはA340で、席配置は2-4-2のうちの窓側に座りました。乗客に日本人も多い上、CAも3人は日本人と、既に日本語全開モード。ビデオオンデマンドも完備されていて、映画を見ながら快適に帰路につきました。食事もまあまあ普通で良かった。

てなわけで、結構慌ただしかったのですが旅は終了。短い期間でしたが、スウェーデンのITやクレカの先進的な部分や、クルマ事情、あちこちに垣間見えるシンプル&クリーンなデザイン、そして日本人ににてシャイで、でも話すとフレンドリーな人柄といった部分に触れる事ができました。何より心身共にリフレッシュできて良かったかな。やっぱり海外を見るのは色々な事を肌で感じられて面白いですね。

最後にふとスウェーデン繋がりで、日本の震災直後にスウェーデンの翻訳家Manさんという方が、素敵なラップを作って募金活動してくれている動画がありましたので、感謝の意味も込めてリンクしておきます。この映像は震災直後に見て感動したのですが、あらためてよく見るとストックホルムあたりのショッピングモールが映っていて、H&Mの派生店で日本未上陸の「MONKI」も映ってましたね。私には旅の想い出も蘇る動画となりました。Tack Sverige!

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