【2.ストックホルム観光】
2日目、ストックホルムを散策します。街を見て、興味があった点を書いていきましょう。
まずはストックホルムのクルマ事情。当然ながらボルボ、特にV50あたりは確かに多く見ます、が、VW、BMW、メルセデス、アウディもよく見ます。サーブが思ったより少ない感じ。本国でも経営状態を反映しているのか? 日本車はほとんど見かけません。けど、プリウスタクシーは普通にいっぱいいます。メルセデスCクラスやVWパサート、ボルボV70のタクシーもいます。Dセグメントのクルマまでは普通にタクシーに使われるみたい。でもBMWのタクシーは無かったですね。あってもドライバーズカーなので後席には乗りたくないけど。
みんな昼でもライトをつけています。これが当たり前。欧州名物の縦列駐車はここでも健在。でもイタリアとは異なり意外と小型車少なく、ワゴン率高し。
次に通信事情です。今回、iPhoneとドコモのAndroid端末を持って行ってたのですが、iPhoneが大活躍。iPhoneはスウェーデンだとテリアソネラというキャリアに繋がり、「TELIA E」という表記になるのですが、ここに接続固定しておけば海外パケット定額になるので、青天井の料金請求となる恐れがありません。テリアソネラはスウェーデンのトップキャリアで元国営という、日本でいうドコモみたいな存在。ただ、当のドコモの方は「この国では定額対象外です」となっており、北欧は対応していない。。。やるじゃないかソフトバンク!
今回大活躍したのは、iPhone、iPad、googleマップ、googleストリートビュー、google翻訳、EVERNOTE、海外パケット定額。これが今の旅行スタイル?
ストックホルムはiPhone率高いです。見る限りではiPhone4ばっかり、地下鉄でも平気で電話してるし、電話禁止の注意書きもないし、なぜか地下鉄のトンネルでも繋がってます。スウェーデンはiPhoneは4つのキャリアから出てるので、多いのは納得ですけどね。しかしエリクソンのお膝元なハズなのに、iPhone以外のスマホは見かけないぞ。
地下鉄や街中で、たまに独り言を話してる人を見かけて、何だこの人と思ったが、ハンズフリーで通話している人でした。ハンズフリーが普通に普及しているんですね。女性が使用しているのが多かった印象です。
日本でも最近はそうですが、駅やホテルなどあちこちで無線LANが使えます。有料なのも多いですが。アーランダエクスプレス、X2000、ホテルとも無料で使用できました。ホテルのはTVで操作しIDパスワード発行するバウチャー式と、フリークエントゲストプログラムのIDで接続する2つのやり方が使えました。IDをあらかじめ取っておく方がラクでしたね。
さてさて、街の散策ですが、まずは市庁舎へ向かいました。ここはノーベル賞の受賞晩餐会が行われる場所としても有名。メーラレン湖に面しているため、眺めも爽快。観光客も少なめでした。ここには高い塔もあるんですが、別にいいやということで写真だけ撮って次に移動。
iPhoneでマップが使えるをいいことに、ガイドブックを開かずひょうひょうと歩いていたら、スウェーデン人に道を尋ねられました(笑)。ストックホルムは初めてなんだっぽい事を言ってましたが、英語もままならず、「キングスガーデン」と言ってるので、iPhoneを取り出し調べようとしたら、「おっ、便利なもん持ってるね!」的なリアクションをとられました。スウェーデンの田舎者ですかあなたは・・・。結局マップを駆使しても分からず、あきらめて自分で探すよと言っておりました。いやオレに聞くのがそもそもどうなのよ。と。
セルゲル広場を経由して、旧市街のガムラ・スタン方面へ。歩行者専用道路が続き、両側にお店が軒を連ねています。いやー、外国来たって感じ(笑)。ここでは観光客っぽい人も多く見かけます。ちなみに逆方面に行くと、H&Mのオンパレード。さすが本場ですが、日本で言うとユニクロみたいな存在感で、全くありがたみを感じません(笑)。
ガムラ・スタンは、「魔女の宅急便」のモデルになった街で、狭い路地があちこちにあるのですが、なんかいーい雰囲気。アンティーク的なお土産屋もいっぱいあるので、少々あざとさもありますが、歩いているだけで楽しい、そんな場所です。ちょいとカフェに入って、Kanelbullar(カネルブッラー)ことシナモンロールを注文。外で気持ちよく美味しく頂きました。
この街の中心部に、ノーベル博物館があります。もともと証券取引所だったところだそうです。中にはタッチパネルで過去の受賞者を閲覧できたり、天井には歴代受賞者のパネルがぐるぐる回ってたりしました。田中耕一さんもいましたよ。今はマリー・キュリー(キュリー夫人ね)展をやっていて、ガイガーカウンターでずっと子供が遊んでたりしました。放射能に関する研究なので、日本人にはこの時期感慨深いテーマですけどね。
ガムラ・スタンには王宮もあるのですが、これは横を素通りするだけにして、フェリー乗り場へ。ここからDjurgarden(ユールゴーデン)行きのフェリーに乗ります。フェリーはトラベルカードでは乗れますが、ストックホルムカードでは乗れないので注意が必要です。
ユールゴーデン島では、ヴァーサ号博物館(Vasa
Museet)へ。ここでは現存する最古の戦艦ヴァーサ号が拝めます。この船、スウェーデンが最強を誇っていた時代に建造され、当時では最大最強みたいな戦艦だったわけですが、1628年に処女航海にいざ出発!という時に横風でバランスを崩し、港内で沈没したという、なかなかお笑い要素満載の船。でも現代でこれだけ観光資源として稼いでいるから、国への貢献はしているのかな? とにかく写真では伝わらないのですが、実物はすごく迫力があります。日本語の案内パンフがあったり、解説プレートに日本語もあるので、読み物としても結構楽しめます。映画上映とか、思ったよりボリュームもあり。
隣には北方民族博物館(Nordiska Museet)もあります。入らなかったけど。
ここの近くにトラムの駅があり、トラムに乗ってセルゲル広場の方まで戻りました。このトラムの景色も湖沿いを通るので、非常に良い感じ。トラムは乗ってからキップ拝見の女性車掌が来ます。そういえばアーランダエクスプレスでも女性職員でした。そもそもどこの店も受付関係も女性ばかりで、女性の社会進出が進んでる印象がします。
そういえば、タバコ吸ってるのは滅多に見かけないが、女性とくにおばさんがくわえているのをたまに見かける、女性の喫煙率も高いのか?
道には自転車専用道路もあるし、セルフレンタルサイクルらしきものがあちこちにあります。が、レンタルを使っているのは見かけませんでした。
この後はお土産探しに街をブラブラ。世界展開している文具店「ORDNING&REDA」、こちらの無印良品っぽい「GRANIT」、素敵な食器が揃う「Cervera」などで買い物。Cerveraでは自分土産として、「HÖGANÄS KERAMIK」というやつのコーヒーマグを購入。シンプルで良いデザインですね。さらにズンズン歩いていたら、いつのまにかVasastaden地区の方まで来てしまってました。ここでどうにも腹が減ったので、「次に見つかった店でメシ食おう!」と決めたら、そこに出てきたのはスシバーでした。ストックホルムもヨーテボリもそうですが、街中にはスシバーがたくさんあります。日本よりもスシ食べやすい環境なんじゃないかと思うくらい。よーし日本人の俺様が吟味してやろうとそのスシバー「VENO SUSHIBAR」に入り普通の握りセット80SEKを注文。箸は「おてもと」とある割り箸だし、醤油はヤマサだし、いたって普通。皆さんお箸で本当に食べているんでしょうか? 他にお客がいなかったから分からないけど。んで、最初に味噌汁が登場。スープみたいに先に出ちゃうのはご愛嬌だが、味はこれまたいたって普通の味噌汁。ほほーう、やるねー。そしてスシ登場。ネタはサーモンばかりなのはしょうがないが、こちらも味は普通に美味しい。調子こいてワサビを入れ過ぎ、勝手に涙目になってました。ご主人は移民?の人っぽいですが、別に日本人でもないし、どうやってこのレベルでスシが出せるんでしょう? スシコンサルがいて、簡単にスシバーが始められる環境があるんですかねぇ。参りました。
そんなこんなでホテルに戻り、セーデルマルム地区の老舗レストラン「ペリカン(Pelikan)」へ。ここではスウェーデン名物のミートボールを注文。でかいミートボールが4つと、またまた出ましたポテトのすったヤツ。ボリュームありまくりで、最後はかなりキツかったー。まあレストランに1人で入るのは結構違和感があるので、ここは仲間と来たいところですね。レストランには必ずといっていいほどバーが併設されています。そのまましっぽり飲むことも可、なんですかね。
とにかく、ストックホルムを満喫しました。