前回イチ押ししていた勢いそのままに、2月23日のZeppTokyoでのCharice(シャリース)ライブを観に行ってしまいました。
Zeppなんでそんな大きくはないですが、1Fはスタンディングなんで密度濃く、始まる前から結構暑かった。そんでもって先に実施していた名古屋公演のレポートの通り、若い人だけでなく、フィリピーナも多く、老夫婦らしき人もチラホラ。このへんは昨年のフォスターコンサートとか、先日出演してた徹子の部屋の影響なんでしょうか? とにかくZeppの客層としては異質な感じでしょう(笑)
この手のライブはスタート遅れるもんだと思ってましたが、7時にちゃんと始まりました^^;
シャリースはセリーヌやホイットニーなどの歌い上げ系カバーから名を馳せ、自身のアルバムはR&Bでしたから、どんな路線で組み立ててくるのかな~、というのが興味ありましたが、この日は↓こんな内容(※あちこちのサイトを参考にさせて頂きました)
Feb.23,2011 Zepp Tokyo SetList
01. Crazy In Love / Beyonce cover
02. Empire State Of Mind / Jay-Z & Alicia Keys cover
03. Pyramid
04. Only Girl / Rihanna cover
05. Telephone / Lady Gaga Feat. Beyonce cover
06. Firework / Katy Perry cover
07. I Love You ~ Officially Missing You / Tamia cover
08. Just The Way You Are / Bruno Mars cover
09. Crescent Moon
10. The Truth Is
11. I Will Always Love You / Whitney Houston cover
12. Deja Vu / Beyonce cover
13. Rude Boy / Rihanna cover
14. Wherever You Are / Unique Feat. Charice
15. In Love So Deep
16. Billy Jean ~ The Way You Make Me Feel / Michael Jackson cover
17. In This Song
18. No Air / Chris Brown cover
19. Note To God
Enc. Reset
Enc. To Love You More / Celine Dion cover
曲数は多く感じますが、自身のオリジナル曲含めて短めにしていたので、トータルでは90分くらい。
自分の曲くらいはフルコーラスでも良かったんでない? とは思うが、この曲数ではさすがにキツイかな。
最初のビヨンセカバーではおなじみの「オッオーオッオーオッオーオノノ♪」でノリノリに始まり、2曲目ではグラサンかけて「ニュ~ヨ~~~~~ク」なんて続けるもんだから、もうこのままモノマネショーが続くんじゃないかと思ってしまった(笑)。さすがに3曲目には自身の代表曲をもってきた。だが、これもだいぶアレンジされてた。
このへんで、どちらかというと歌い上げ系の聴かせる歌を期待して来た人は、思惑と違ってしまったことでしょう。
その後もガガやケイティが続き、自分はこのへんは普段聴いていたのでオリジナルとの違いを楽しんだりできたが、最近の洋楽POPを聴いてない人には何の曲だか分からなかったんじゃなかろうか。結構マイクを観客に向けていたが、一緒に歌えない人が多かった感じ。
しかし歌がうまいのは確か。ケイティのFireworkなんか、本人だったらライブではここまで歌いきれないんじゃないか?(失礼!)
あと、彼女の色んな動画を見ていたので、アップテンポな曲である程度軽く踊ったりするのは予想していたが、意外と最初から右に左にダンスしまくっていた。
さてさて、I
Love Youからはお待たせ(?)のアコースティックパート。Crescent
Moonこと三日月のカバーでは、観客に「日本語で一緒に歌って!」とマイクを向けていたが、いくらメジャー曲とはいえいきなりソラではみんな歌詞が出てこない。。。あれは画面に歌詞を出してくれた方が良かったですね。
でもこのあたりで、やっと落ち着いて歌を聴けたw 歌唱力は、やはり生で聴いても文句なし。あの体全体を使う歌い方も、なんかクセになってきます。ただ、Zeppだと音響が聴かせるバラードには向いてないと思った。これはやっぱりホールで聴く方が良さそう。
パートとパートの合間にはちょくちょくMCがあり、当然英語ではあるものの、結構観客の声に反応してコメント返したりしていたのが印象的だった。
たまにフィリピーナが騒ぐと突っ込んだり、次の曲でのゲスト紹介で観客から先に「デビッド・フォスター!」と言われて、「ノゥ~、デビッドフォスター・・・」と困ってしまうリアクションをとったりと、今までのミニライブではどちらかというと自分がゲスト的な立場だったせいか、このような一面はあまり見られなかった。自身の初のソロツアーで、今回初めてホスト的なMCをしたと思われるが、フォスター譲り(?)の軽快なトークだったのが意外だった。
ゲストのUNIQUEと歌ったWherever You Areは、一度聴いたことがあり、その時はそれほどハマらなかったのだが、今回このライブで2人で歌ったのを聴いて、すごい気に入った。
個人的には今回のライブで、これが一番良かったというか、後々まで体の中に残った。UNIQUEもイイ声だった。
(↓Wherever You AreのPV ライブの様子は撮影できないので・・・)
その後のマイケルのメドレーは事前にあることは知ってしまっていたし、動画でも見たことがあったので、まあ期待通り。ムーンウォークを披露していたが、さすがにプロダンサーほどとはいきません^^;
でもさすがMJは、会場では盛り上がりますね。
ラストに向かって聴かせる系オリジナルのIN THIS SONG。フルコーラスを期待したが省略バージョンだったのが残念だった。
このあとのNo Airでは、アコギを持ち出してギター弾きながら歌う。このツアーのために練習したんでしょうか? 頑張ってました。
ラストは聴かせる系オリジナルのもう1つ、NOTE TO GOD。このあたりで途中のファルセットが2ヶ所ほど出なくなって、このままだと最後の「ゴォ~~~~~~ッド」は大丈夫か? と余計な心配をしてしまったが、そこは声量タップリ問題なく出ていた。凄い。
今まで彼女の色んな動画も見てきて、一度も破綻したシーンを見たことが無かったので一瞬でも声が出なくなるのは驚きでもあったが、3日連続の20曲近いダンスしまくりのライブの最後の方でやっと少し限界が見えそうになった、程度にしかならないのはやっぱ凄い。聴く限り原曲キーのままで歌ってるし。
この後バンドごと引っ込んで、アンコールの拍手が始まったと思ったらもうバンドたちが出てきた。いつまでも出てこないのも面倒だが、早く出すぎ(笑)
アンコールは2曲。Resetではタガログ語パートをフィリピーナに振ったりしてました。
最後がセリーヌのカバー。カバーで始まりカバーで終わるというのが今の彼女らしい。
この曲は8歳の時にコンテストで歌ってる姿がYOUTUBEで話題になった時の曲。最後はアップテンポになったけど。
いつのまにか観客から渡されたらしきリラックマ?のぬいぐるみを持って歌ってました。
総じて、構成から歌もトークもエンターテイメントとして思いのほか完成度が高かった。
私の場合、さんざんYOUTUBE等で動画を見て、その時に感動感涙しまくっていたので、今回のライブでは歌唱力に対する感動というのでは無く。「ああやっぱスゲーんだ」という再確認みたいな感じ。なので「感動」というより、「楽しかった」というのが感想。本人も会場にマイクを向ける事が多かったし、どちらかというと楽しませる事に主眼を置いていたんじゃないかな?
とにかく一番意外だったのが軽快なMC。これで観客との距離感がより縮まったと思う。
歌唱力だけでもライブに行きたいと思わせてしまうのに、これだけ軽快なMCができるとよりライブに対しての魅力は高まりますね。
まあZeppくらいの距離だからできたってのもあるけど、場所に応じた構成をしてきたってのは良かったと思う。
このライブでの収穫であった、「Wherever You Are / Unique Feat. Charice」がAmazonでMP3で売ってたので、早速ダウンロードして聴いてます。
うーん、ライブでの2人の姿が浮かんでくるぜー