VOLVO S40
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VOLVO S40

また間が空いてしまった・・・。ほんま5月は3日間しか休めず、大阪に出張しまくっておりました。そんな自分を鼓舞する?ためか、クルマを買い替えてしまいました。

このブログを始めたころ、マイカーとしてフォード・フォーカスをベタ褒めしていましたが、結局7年間乗り続け1月に車検も通したばかりでした。いやほんと、今でも運転してて楽しいクルマだと思います。

ただ、アラフォーに近づいてきて、コンパクトカーでゴルフ場に行くのもなんだなー、と思うようになったり、MDを家中から廃していよいよカーオーディオ&ナビも替え時と感じていたこと、そんでふとWebを調べ出し、気になるメーカーの1つであるアウディを見たら、A5 SportBackというカッコエエ5ドアが出ているではないですか。「おー、かっくいー」と思いながらさすがに600万は手が出ませんA4ですら400万越えですから、まあそこで夢は醒めました。

その流れで、デビュー当時フォーカス2と同じプラットフォームということで気になっていたボルボのS40も見てみたところ、当時こちらも400万以上はしていたものに、2リッターのエントリーモデルが新しく出ていました。
まあこれだけなら何とも思わなかったのですが、このモデルのトランスミッションが「POWERSHIFT」と呼ばれるゲトラグ社製のデュアルクラッチのトランスミッションと知り、俄然気になり出しました。

デュアルクラッチトランスミッション(DCT)というのは、これまでのトルコン式ATと異なり、MTの構造で2つのクラッチを持ち、奇数ギア(1速3速5速)と偶数ギア(2速4速6速)をそれぞれ受け持ち、1速にギアが入っている時には偶数側のクラッチを切った状態で2速のギアに噛ませ、シフトアップを瞬時に行うミッションです。理論上ではレーサーがMTをシフトアップ操作するより、DCTの方が速くシフトアップできる事になります。アウディが「DSG」という名前でA3やTTに出してきた時、ものすごく興味が湧いたのですが、その仕組み上お値段がバカ高く、さすがに手が出せるものではありませんでした。

現在でも日本車ではGT-RとランエボXにしか採用されておりませんが、フォルクスワーゲングループでは積極的に採用されていて、直噴ターボとDSGの組み合わせを、「エコ」なパワートレインとしてゴルフを始め幅広くラインアップしています。日本ではターボと聞くと燃費が悪いイメージがありますが、現在の直噴ターボは小排気量で必要十分な出力を出し、かつきめ細やかな制御技術で無駄な燃料噴射をカットする。かつDSGはトルコンATより伝達効率が高いので、燃費を稼げるという事です。

いつもの通り話が長くなりましたが、S40では2リッターの自然吸気エンジン+湿式DCTなので、VWほどの燃費向上とはいきませんが、それでもフォーカスと比べると実際燃費は良いです。(今のところ渋滞入れて9~10km/l)
S40のPOWERSHIFTは、さすが安全安心(笑)のボルボだけあって、ぐいぐい引っ張るスポーティーなシフトアップはしてくれません。しかしシフトショックなく穏やかにシフトアップし、気がつくとすぐ6速までいってしまいます。巷で言われているように走り出しは若干トルク不足を感じはしますが、フォーカスのトルコンと比べると明らかにダイレクト感があります。まあフォーカスのトルコンATがあまりにも滑り感がありすぎなのですが、DCTは長い加速は特に気持ち良く感じますね。
ちなみにこの2リッターエンジンですが、マツダの開発したエンジン載せているようですね。プラットフォームもアクセラ、フォーカス2と共通なので、普通の方は嫌がるかもしれませんが、元フォーカス乗りの私にはむしろ好材料です。こんな理由で選ぶヤツは少ないと思いますけどね。

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ボルボというと、昔はCMで「1日1台車を壊しています」という安全アピールが有名で、また四角いワゴンをイメージする方が多いと思いますが、最近は内外装ともにモダン・スカンジナビアンとしてデザイン面で飛躍しました。日本では人気が無いですが、私は特にセダンのデザインが秀逸と感じます。

まあボルボは今年フォードから吉利汽車(中国)に売却されてしまうので、フォードとマツダとの良いところ取りして、モデル末期で熟成されたS40は、今が買い時かなと。

いやあの、混迷する欧州経済を建て直すと言う意味でもね。。。

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