何を今さら感があるかもしれませんが、20Q(トゥエンティーキュー)という電子玩具を衝動買いして遊んでみました。ブログのネタのために買ったわけではないです・・・いや、そのためかも。w
20Qを知らない方のために説明しますと、昨年バンダイから発売された「人工知能」電子玩具で、20Qが聞いてくる20問の質問を答えただけで、頭に思い浮かべたものを当てちゃうという、なんだか賢そうなもの。もともとアメリカで2004年に発売され、200万個以上売れたヒット商品で、欧米で20個の質問をする伝統的な遊びがあるのを電子化したものです。これを日本に持ち込んだものですが、なにせ元は英語ですから、日本語化するにあたりあらためてWeb上で80万人分100万回のデータを集めたそうで、実際その的中率は各国で発売されている20Qの中でも一番高いとか。
Webの情報を見ても「気持ち悪いほど当たる!」というコメントが多かったので、2000円程度だしモノは試しと買ってきてしまいました。
パッケージから出すととたんに電源が入り、LED表示で「TRY ME!」と挑発してきます。ふっ、そうそう簡単に当てられるもんかねぇ。と疑心暗鬼ながらスタートし、下にある「分からない」「いいえ」「はい」「ときどき」の4つのボタンで質問に答えていきます。なんか途中でピントのずれた質問が続いたので、20問では当てられないぞコリャ、と思っていましたが終盤に突然核心に迫る質問が出てきたりして、確実に正解に近づいているぞ。と思ったところで20問終了。「コタエハ ステレオスピーカー デスネ!」。。。
うげっ!ドンピシャ!なんだこいつ!!
しかもこっちが言葉として付けてなかった「ステレオ」まで丁寧に付けやがった!
(実際想像していたのはステレオのスピーカーだった・・・)
その後も、「ミカン」、「トイレットペーパー」を立て続けに当てられ、この人工知能の恐ろしさにすっかりやられてしまいました。あくまでデータに基づきカテゴライズしていって答えを絞っているというのは理屈では分かりますけど、あまりに質問がすっとんでたのに急に核心に迫ったりするのは、まるでこちらの心を読んでいるかのよう。まあ、たまに「牛丼」を「カツドン」、緑茶を「コウチャ」「ウーロンチャ」と微妙に外したりしますが、相当ニアピンまで寄せてきます。
2000円でとんでもない玩具が作れちゃうんだな。現代では。。。
このオモチャの面白いところは、質問が核心に迫ったりドンピシャに当てられたりするドキドキ感や驚くところにありますが、合間合間に「ミエマス!ミエマス!」とか「キョウハ ゼッコウチョウ!」とか、余計なおしゃべりをはさんでくるところも非常に良くできていて、機械なのに愛嬌が持てるところも良いですね。すぐに飽きがくるとは思いますが、安いし面白いので体験してみては。今ならWeb(http://www.asovision.com/20q/)でも体験できるみたいです。(機械の方が的中率高い気がしますが)
ちなみに写真は、「コロッケ」を想像していて答えていっての20問目の質問。
「ソレハ サクサク シテイマスカ?」
その後、「コロッケ」を的中されたのはいうまでもない・・・。