最近特に疲れがひどくて、朝まともに起きれない状態。なんとか体調を戻すべく、自分的に「効く」と感じる行きつけ(?)の温泉に行ってきました。
その温泉とは、埼玉県の神川町というところにある「白寿の湯」。名前だけ聞くと、なんとも年寄りくさいたいしたことのない温泉を思い浮かべがちですが、ここがなかなか知る人ぞ知る名湯だったりします。
泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉というもので、字の通りなめるとしょっぱいです。でもなにより見た目が”濃い”です。茶褐色ににごりまくっております。それもそのはず、この温泉の溶存物質、つまり湯の含有物が35.7g/kgというのは日本屈指の量!
といってもなんのことやら分からないと思いますが、浴室を見てあ然、湯船から洗い場にかけて物質が固まってます。”湯の花”なんてなまやさしいものではありません。なにやら得体のしれない物質が薄い茶色で溶岩流のように固まってます。そして湯に浸る鉄のパイプ類は錆びまくり。人間の体は耐えられるのか? と思ってしまうほどパワーを見せつけられます。
で、入ってしばらく浸かっていると、なんだか腕やふくらはぎの奥のほうが、ぎゅっと握られたような感覚になってきます。(私だけかも) この感覚がすごく「効いてる」感じが私はします。
昨今、有名温泉地での騒動があり、温泉も本当の”質”が問われていますが、ここは明らかに濃い成分で、かけ流しです。ただ、あまりの溶存物質の多さにパイプがすぐつまってしまうらしいです。(つまったパイプが入り口に展示されています。)
はっきり言って私の住まいからは結構遠いのですが、行く価値のある温泉だと思っています。私は
勝手に「とんこつ温泉」と名づけて、どうしようもなく疲労がたまった時に愛用しています。温泉好きは要チェックです。