WRC
ホーム » POSTS » WRC

WRC

佐藤琢磨やホンダ、またはトヨタの活躍もあり、日本でのF1人気は昔から根強いものがあります。で、このF1というのはFIA(国際自動車連盟)の認める2つの世界選手権のうちの1つなんですが、もう1つが、WRC(世界ラリー選手権)というやつで、いわゆるラリーです。ここ数年こっちの方にハマってます。

WRCはF1と違い、一般車両が競技車のベースになっています。日本でもランサーエボリューションやインプレッサWRXなんつーえげつない馬力のクルマが売られてますが、その2台の日本車はまさにWRCでもライバルとして出場しています。他にフランスのプジョー307、シトロエン・クサラ。あとはフォード・フォーカス、そしてシュコダ・ファビアというチェコのクルマもエントリーしています。
F1と違って、WRCでは一部の場合を除き、皆が一斉にコースを走ることはないです。各国の公道を閉鎖して用意されるSS(スペシャルステージ)と呼ばれる区間で1台ずつ走り、タイムを競うんです。

普通のレースに馴染んでいると違和感を感じるのが、ラリーは本来、決められた時間に決められた場所に到着するというのが基本であり、SS区間でないところ(リエゾンと呼ぶ)も一般のクルマに混じって、交通法規を守りながら目的地に向かいます。なので、まれにこの時にガス欠になったり、道に迷って時間が守れずリタイアなんてこともあったりします。

WRCの魅力はなんといっても各国の美しい景色と、その中を駆け抜けるジェットコースターばりの迫力にあると思います。グラベル(未舗装路)やターマック(舗装路)と呼ばれる狭い道を、とんでもないスピードで突っ走り、ドリフト全開でコーナーを曲がっていきます。ヨーロッパを中心とした大自然、街中、雪の中を突っ走る様は、それだけで一種の観光ビデオにもなります。興味があれば、是非)DVDを見てもらいたいと思います。ただ、木に激突したり、谷に転落したり、横転しまくるなんてこともしょっちゅうあるので、心臓の弱い方は注意が必要かも。。。でも、横転した車を観客が皆で引っくり返してコースに戻すシーンなんかは、なんだか皆でレースに参加してるみたいで楽しそうに感じます。こういうのがまたいいんです。

さて、一昨年はペター・ソルベルグ、昨年はセバスチャン・ロウブという新勢力がタイトルを取り、かつての強豪(トミー・マキネン、グロンホルム、カルロス・サインツ、コリン・マクレー)は引退やら不調やらフリーター(?)やらで後退。さらなる若手が台頭してきたが、やはり主役はこの2人でしょうね。ミスが少ないロウブが有利かなと思いますが、個人的にはフォードのガルデマイスターに期待したいです。開幕戦は2位だったし。

昨年から日本でも開催されるようになったし、そろそろWRC人気も高まらないかな?(でないとTV露出が少なくて・・・

Share:FacebookX
Join the discussion

G-BONSAI.NET